毎年恒例の「24時間テレビ」ですが、近年は番組そのものよりも“ギャラ問題”が話題になっているのをご存知ですか?
今年もランナーには1000万円、司会者には500万円という高額ギャラの噂が広まり、SNSでは「チャリティー番組なのにお金の話ばかり」といった声が飛び交いました。
この記事では、視聴者の疑問や不満の背景にある以下のポイントを徹底解説します。
- ランナー・司会者に本当に高額ギャラは支払われているの?
- 寄付金の使い道や、過去にあった着服事件って?
- 「しゃべくり007」でのギャラネタがなぜ炎上したの?
- 欧米との文化の違いと、日本のチャリティー番組の課題
- 日テレはこれからどう変わっていくの?
ぜひ最後までご覧ください。
24時間テレビの高額ギャラに批判殺到!
2025年の「24時間テレビ」が放送され、寄付金は7億円を超える結果となりましたが、その裏で出演者に支払われている高額ギャラが大きな波紋を呼んでいます。
SNSでは「チャリティ番組なのにお金の話ばかり」「もう募金したくない」といった声が噴出し、番組への信頼が揺らいでいる状況です。私もこの状況でまだ募金する方がいるのがすごいと思います。
ノーギャラです
— くらげ (@hukushinnotomo) September 2, 2025
と言うタレントもいるが、
それなら
番組,放送局がいちいち
ノーギャラでご出演してくださってます!と言ってさらに同情買う演出にするだろうけど、貰ってるタレントがいるから
出来ないのだろうなーと https://t.co/jYr8BfMaBH
ランナーは1000万円、司会は500万円という噂の真相
結論から言うと、チャリティー番組である「24時間テレビ」において、マラソンランナーには1000万円、総合司会には500万円ものギャラが支払われているという噂は、多くのメディアやSNSで拡散されています。
その発端となったのは、昨年ランナーを務めたやす子さんに続き、今年はジャニーズ出身の横山裕さんが105kmを走り切ったことからです。視聴者の間では「この激走に1000万円のギャラが出ている」といった声がネットで相次ぎました。
実際のギャラ額は日テレ側から公式には発表されていませんが、制作関係者のリークや過去の報道などから、「ランナー1000万」「司会500万」という金額が“既定路線”のように扱われているのが実情です。
特に問題視されているのは、この高額ギャラが「チャリティ番組」という性質と矛盾しているのではないか?という点です。番組中で募金を呼びかける一方で、出演者に多額の報酬が支払われている構造に対して、視聴者から「募金する気が失せる」といったリアルな声も上がっています。

「チャリティ番組なのにギャラ?」という視聴者の声
視聴者の中には「タレントがギャラをもらうのは当然」という意見もある一方で、圧倒的に多いのは「チャリティ番組でギャラが出るなんて矛盾してる」という批判的な声です。
SNSでは「寄付する側が無償でお金を出してるのに、出演者が何百万円ももらってるなんておかしい」「チャリティじゃなくてビジネスじゃん」といった厳しい意見が飛び交っていました。
とくに今年は「しゃべくり007」の生放送で芸人の津田篤宏さんが冗談まじりに「ギャラちょうだい」「100万欲しい」と発言し、さらに「全部募金します」と返す流れが放送されたことで炎上。
このやり取りに対し、有田哲平さんが「チャリティー番組で何を稼ごうとしてんだ」とツッコミを入れたものの、空気を読めていないギャラトークに視聴者はドン引きしました。
さらに視聴者の怒りを加速させたのは、過去に実際に起きた寄付金の着服事件です。「着服事件があったのに、まだお金の話をネタにするなんて…」という声もあり、番組全体への信頼が揺らいでいる状況です。
批判が集中する理由は過去の寄付金着服事件にあった
視聴者の疑念がここまで大きくなってしまった理由のひとつが、過去に発覚した寄付金着服事件です。
2023年、24時間テレビの地方系列局「日本海テレビ」で、当時の幹部による寄付金の私的流用が報道されました。このニュースは大きな衝撃を与え、「善意のお金が裏でこんな風に使われていたのか」と視聴者の不信感を一気に増幅させましたね。
その記憶がまだ新しい中で、ギャラの話題が生放送で繰り広げられたため、ネット上では「さすがに無神経すぎる」「冗談にしても笑えない」といった批判の声が殺到しました。
またSNS上では「出演者はギャラをもらってもいいと思うけど、それなら番組も“チャリティ風”じゃなくて“チャリティ系エンタメ”って明言してほしい」といった現実的な意見も目立っています。私もそう思います。
さらに、「欧米のチャリティ番組ではノーギャラが当たり前なのに、日本だけなんで違うの?」という比較論も活発になっており、透明性のなさが信頼を損ねている原因と見られています。
このように単なるギャラの話ではなく、過去の不祥事と今の姿勢がリンクしてしまったことが、炎上の火種になっているのです。
ランナー1000万円・司会500万円の真相は?
ここでは、視聴者の関心が高い“実際のギャラの金額”や、それに対する世間の反応、ランナー・司会の評価とのバランスを詳しく掘り下げていきたいと思います。
「やす子」「横山裕」のギャラと評価のバランス
2024年のチャリティーマラソンを完走したのは、ジャニーズ出身の横山裕さん。105kmの過酷な距離を走りきる姿には多くの視聴者が感動し、「MVP」と称える声も多く見られました。
また2023年に走ったやす子さんも、チャリティ精神や人柄の良さが伝わる姿勢で好意的に受け止められていました。
しかし一方で、これらのランナーたちに「1000万円のギャラが支払われている」という噂が拡散されたことで、視聴者の評価が二極化。「それだけの走りと感動を与えたのだから報酬があってもいい」という擁護の声もあれば、「感動の裏にお金があると知ると一気に冷める」という批判の声も少なくありません。
また、総合司会を務めた羽鳥慎一さんや水卜麻美アナウンサー、上田晋也さんに対しても「500万円のギャラは高すぎるのでは?」という意見が噴出。
一方で「24時間テレビは特殊な長時間生放送であり、体力的にも精神的にもハードな仕事。ギャラが出るのは当然」という声もありました。
つまり、問題は金額そのものよりも、それをどう扱うか、どれだけ透明にするか、番組全体の姿勢が問われているということです。
チャリティーなのに“生放送でギャラトーク”が物議
ギャラの話題が大きく炎上したきっかけのひとつが、2024年放送の「24時間テレビ」内でコラボされた「しゃべくり007」の生放送回です。
その中で、お笑いコンビ「ダイアン」の津田篤宏さんが、「今日いっぱいギャラちょうだい!」と発言し、さらに「100万円欲しい」と冗談交じりに要求。共演者の有田哲平さんが「チャリティー番組だぞ!」とツッコミを入れたものの、津田さんは「全部募金します!」と返すという、いわゆる“ギャラネタ”が展開されました。
本来ならば軽い笑いを誘うつもりだったこの場面ですが、SNS上では
「チャリティー番組でお金の話するの、さすがに無神経すぎ」「過去に寄付金着服事件あったばかりなのに…」「番組の信頼をさらに落としただけ」といった批判コメントが殺到。
視聴者の中には、「ギャラの金額より、番組の空気感のほうが問題だと思う」という冷静な声もありますが、多くは「感動ポルノの裏にお金の話が透けて見える」といった失望を抱いたようです。
また、番組内では槙野智章さんの収入に関する話題などもあり、やたらと“金の話”が多かったことが、チャリティの趣旨とあまりにも乖離していたと感じる人が多かったのも印象的です。
ノーギャラ文化の欧米と日本のズレ
「チャリティ番組なのにギャラが発生するのはおかしい」という批判が日本でこれほどまでに広がっている背景には、海外との感覚の違いが大きく影響しています。
たとえばアメリカやイギリスなど、欧米のチャリティ番組では“ノーギャラ”が当たり前という文化が定着しています。著名な俳優や歌手、スポーツ選手が無償で出演し、その影響力で多額の募金が集まるというスタイルが一般的です。
一方日本では「ギャラを払ってでも話題性のあるタレントを呼び、視聴率を取ることが最優先」とする制作側の考えが根強く、“チャリティ”と“ビジネス”が同居しているという矛盾が存在します。
この違いに対して、SNSでは「欧米のチャリティは“本気度”が違う」「日本のは“チャリティ風エンタメ”」といった声が多数見られ、「日本のチャリティは信用できない」という印象を持つ人が増えているのも事実です。
もちろん、日本の芸能界の契約構造やテレビ業界の事情が異なるため、一概に比べるのは難しいという声もあります。ただ、少なくとも「チャリティである以上、ギャラについての透明性や説明責任が必要だ」という意識が視聴者に強くなってきていることは間違いありません。
米国ではどんな有名人であっても
— 猪又万太郎 (@ichiguu) August 31, 2025
チャリティーと名乗ってやる場合は
ギャラは貰わないのが慣例です!
日テレの「24時間テレビ」の高額な出演料は
発生致しません!
因って茶番な番組です!
『24時間テレビ』はそれでも続くのか?
日テレが迫られる「視聴者のこじれた感情」https://t.co/Q9ds4jdcfd
視聴者が感じる“モヤモヤ”の正体とは?
ここでは、視聴者が感じている違和感や不信感の“本当の理由”を掘り下げていきます。
SNSでは「もう募金したくない」の声が多数
番組終了後、X(旧Twitter)やYahoo!ニュースのコメント欄などで目立ったのが、「もう募金する気になれない」「あんな番組にお金出したくない」という声でした。
理由として多かったのは、以下のようなポイントです。
- 寄付金の着服事件があったのに、ギャラ問題が再燃
- 感動で泣かせにきてる裏で、タレントは高額ギャラ
- お金の話が番組内で軽く扱われていたことへの嫌悪感
- チャリティという言葉と実態のギャップ
視聴者は、感動的な映像や演出の裏に、ビジネスや利害が透けて見えることに強いモヤモヤを感じているのです。
もちろん「あれだけの時間と労力を使うんだから、ギャラが出るのは当然」という意見もありますが、それでも大半は「せめてギャラをもらっていることを説明してほしい」「募金とのバランスを取ってほしい」といった要望です。
ギャラを払うにしても視聴者への説明があるべきだと思います。それのあるなしで番組の印象も変わると思います。
このように、問題は金額がそのものではなく、“納得感”がないこと、説明がされないこと、誠実さが伝わらないこと”に尽きます。
日テレの再発防止策と番組存続の行方
24時間テレビに対する批判の声が年々強まる中、日本テレビ側も再発防止策の導入や番組改革に乗り出していると報じられています。
たとえば寄付金の取り扱いに関しては「寄付の流れをより可視化する仕組み」を検討しているほか、会計報告の透明性向上や監査体制の強化といった施策を導入する準備が進められているとのこと。
また出演者のギャラ問題についても、視聴者の信頼を取り戻すために「ギャラの一部を寄付に回す」といったアイデアや、「ノーギャラ出演を原則とする」方向への転換も議論されているようです。
しかしながら、これらの取り組みが視聴者にしっかりと伝わっておらず、“やってる感”だけでは逆に不信感を煽るという懸念もあります。
さらに、番組そのものの在り方についても、「もう時代遅れでは?」「24時間テレビって必要なの?」という根本的な問いが視聴者の間で広がっており、番組の存続すら危ぶまれているのが現状です。
今後の鍵を握るのは、「透明性」と「視聴者との信頼関係」。感動ポルノやパフォーマンスではなく、本当の意味での“チャリティ”を体現する番組へと変われるかが、再評価の分かれ道となりそうです。
まとめ
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
- 24時間テレビでは、ランナーに1000万円、司会者に500万円のギャラが支払われているという報道がある
- チャリティー番組なのに高額ギャラが発生していることに、視聴者から批判が殺到
- SNSでは「もう募金したくない」という声や、「番組への信頼がなくなった」という反応が目立った
- 特に「しゃべくり007」での“ギャラネタ”が視聴者の怒りを増幅させた
- 欧米ではノーギャラが当たり前という文化があるため、日本のチャリティー番組との違いが浮き彫りに
- 日本テレビは再発防止策を打ち出しているが、番組の存続が危ぶまれる状況にある
24時間テレビという国民的番組が、これからも信頼を取り戻していくには、透明性と誠実さのある運営が求められています。
視聴者の善意が本当に届いていると実感できる番組づくりが、今後の鍵になりそうですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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