外国人の医療費未払い問題が、いま静かに深刻化しているのをご存じですか?
最近では、訪日外国人や在留外国人による未収金が急増し、ついに全国の病院での総額が13億円を超える事態にまで発展しています。
背景には、保険未加入、医療制度の違い、そして病院側が診察を断れない“応招義務”といった複雑な要因が絡んでいます。
この記事では、そんな「外国人の医療費未払いが止まらない理由」と「13億円にものぼる未収金問題の根本原因」について、最新のデータや制度の動きを交えながら、わかりやすく解説しています。
記事でわかること
- 外国人患者による医療費未収金の実態と数字
- なぜ未払いが起きるのか?文化と制度のギャップ
- 病院が抱えるリスクと応招義務の問題
- 医療現場で行われている具体的な対策
- 政府と自治体の最新の取り組みと制度改革の方向性
ぜひ最後までご覧ください。
神谷宗幣(@jinkamiya )『外国人と日本人を同じように扱うのは問題です。日本の保険は日本人の為にあるんです。日本人の医療費を上げる前に外国人からしっかり貰いましょう。日本は良い国過ぎるんですよ。日本人と外国人を区別しないって言うんですよ。…区別して下さい!』 https://t.co/cmI7jaUAiG pic.twitter.com/f4cVQVBmpJ
— さいたま (@saitama_5992) January 5, 2026
外国人の医療費未払いが止まらない理由とは?
近年、訪日外国人の増加とともに、医療機関での未収金トラブルが深刻化しています。
背景には、観光客の医療保険未加入や、日本と海外の医療制度の違いなど、さまざまな要因が絡んでいます。
未収金が急増した背景にあるインバウンドの現状
未収金がここ数年で急増している主な原因は、訪日外国人の急増です。
コロナ禍明けからのインバウンド回復により、日本を訪れる観光客は年々増えており、それに比例して医療トラブルも目立つようになってきました。
実際に、厚労省の調査によると、外国人患者を受け入れた病院の約3割で未収金が発生し、金額は5年度には13億円を超えました。
理由の一つには、外国人旅行者が日本の「国民皆保険制度」や「応招義務(診察を断れない義務)」に対する理解が薄いまま来日していることが挙げられます。
さらに、多くの国では診察前に料金説明があるのに対し、日本では診察後に請求されるため、「こんなに高いと思わなかった」と支払いを拒否するケースも。
このように、旅行客の医療リスクに対する無関心と制度の違いが、未収金の温床になっているのです。
なんで日本人が払うの?
— チョーさん (@chotokugi) January 5, 2026
外国人が
保険に入らず医療を受ける
↓
払わず帰国
↓
未収金
↓
穴埋めは日本人の税金と保険料
これ、人道でも優しさでもない。
ただの制度崩壊。
日本人は、
毎月きっちり払ってる。
なのに外国人が、
逃げた分まで負担。
おかしくない?
外国人差別?
守るべきは… https://t.co/qgQDohnkAT
なぜ支払いを拒むのか?文化や制度のギャップとは
外国人が医療費を支払わないケースには、単なる「モラルの問題」ではなく、文化や制度の違いが大きく影響しています。
まず、日本では「とりあえず診てもらう」ことが一般的ですが、多くの国では「診察前に料金説明を受け、納得してから受診する」のがスタンダードです。
そのため、日本の医療機関で事前説明がないまま診察が進むと、「想像以上の金額を請求された」「説明もないのに高額だった」という不信感につながります。
加えて、日本の「国民皆保険制度」のような仕組みがない国も多く、外国人にとって医療保険の必要性がピンとこないという背景もあります。
観光で訪れている短期滞在者の場合、旅行保険に加入していないケースが多く、いざ病院で高額な費用がかかると「払えない」「払わない」という結果に直結します。
また、日本には応招義務があるため、医療機関は原則として診療を拒否できません。
そのため、支払い能力の有無に関係なく診察せざるを得ず、結果的に病院側の“持ち出し”が発生する構造になっています。
文化・制度・経済状況など、複数の要素が重なり、支払い拒否という結果を招いているのです。
13億円にも上る未収金問題の実態
外国人患者の未収金は、ここ数年で急激に増加しており、令和5年度の時点でついに13億円を突破しました。
厚労省の最新データで見る未収金の内訳と傾向
厚生労働省が実施した調査によれば、令和5年度に外国人患者の未収金が発生した医療機関は、全体の約28.9%にあたる836病院でした。
この未収金の総額は13億2835万円で、わずか2年で約1.5倍に膨れ上がっています。
この金額は、日本人も含めた未収金全体の1.5%にあたるとはいえ、病院経営にとっては無視できない損失です。
特に注目すべきは「在留外国人」と「訪日外国人」での違いです。
2024年9月のデータによると、在留外国人の入院患者による未収金の平均額は約59万円、訪日外国人の入院患者ではなんと平均約304万円という高額にのぼっています。
また、未収金が発生するケースの多くが「保険未加入」や「保険証の無効化」「保険料の滞納」によるものであることも分かってきました。
これは単なる“支払い拒否”ではなく、制度的な“抜け穴”により発生しているケースが少なくないということです。
ほれ見ろ、「払えない」んじゃなくて意図的に「踏み倒してる」だけじゃん。
— Anotherface (@Mynameis_BLK) January 6, 2026
わざと日本に来て高額医療受けて逃げるんだろ?
詐欺じゃねーか。
医療費払わない外国人が増 受け入れ病院の3割で未収金 保険入らず訪日、高額で出せず… https://t.co/83eqyyRkBq @Sankei_newsより
入院患者が特に高額に?平均請求額とその内訳
外国人患者による未収金の中でも、特に高額になりやすいのが「入院治療」です。
外来診療に比べて検査や治療、薬剤、入院費が積み重なるため、短期間の治療でも数十万〜数百万円規模の費用が発生します。
厚労省の調査によると、2024年9月時点での外国人患者の未収金データでは、訪日外国人の入院患者1人あたりの平均未収額は約304万円。
一方、在留外国人の入院患者でも平均約59万円と、かなり高額になっていることがわかります。
この金額差は、訪日外国人の多くが公的保険に加入しておらず、全額自己負担となることが大きな理由です。
また、緊急搬送や手術、ICU(集中治療室)などを伴うケースが多いため、請求額が跳ね上がる傾向にあります。
入院時の治療費は前払い制度がない限り、事後請求となるため、患者が帰国してしまえば回収が極めて難しくなるのも問題点です。
こうした事態を防ぐため、いくつかの病院では「デポジット制度(前払い金の預かり)」や「事前見積もりの提示」を導入していますが、全国的にはまだ少数派です。
医療現場が直面する課題と病院側の対応策
外国人患者の未収金問題は、現場の医療従事者や病院経営に深刻な影響を及ぼしています。
断れない「応招義務」と病院の持ち出しリスク
日本の医療制度には「応招義務」という法律があり、原則として医師は患者からの診察依頼を正当な理由なく断ることができません。
つまり、たとえ相手が保険未加入の外国人であっても、支払い能力が明確でなくても、病院側は診察を拒否できないのです。
この仕組みは人道的にも重要ですが、経営面では大きな負担となっています。
支払い能力の確認や前金の徴収ができないまま診療を進めると、未払いが発生した場合は病院の「持ち出し」になってしまうのが実情です。
実際、医療機関からは「未収金の回収が困難」「診療費を立て替えているような状況だ」という声が多く上がっています。
また、在留資格の切れた外国人や不法滞在者に対しても、応招義務の下では対応が求められるケースがあり、病院にとってはリスクの高い診療となっています。
このように、制度的な制約がある中で、病院側は日々ジレンマに直面しているのです。
医療通訳・事前見積もり・デポジット制度の導入事例
外国人患者による医療費未払いを防ぐため、一部の医療機関では独自の工夫や体制づくりが進められています。
中でも代表的な取り組みが「医療通訳の配置」「事前見積もりの提示」「デポジット制度(前払い)」です。
例えば、大阪府泉佐野市にあるりんくう総合医療センターでは、外国人対応専門の医療コーディネーターを常駐させています。
この担当者は、患者の家族や海外の保険会社と直接連絡を取り、医療費の概算を早期に提示し、費用への理解を促しています。
また、医療通訳を介することで言語の壁を越えた正確な説明が可能となり、トラブルの未然防止につながっています。
さらに注目されているのが、診療前に一定額を預かる「デポジット制度」です。
この制度では、事前に見積もりを提示した上で、合意を得た金額を先に預かることで、万が一の未払いリスクを最小限に抑えることができます。
ただし、制度を導入するには運用マニュアルや同意書の整備、外国人患者との信頼関係づくりも必要なため、実施できている医療機関はまだ一部にとどまっています。
それでも、このような先進的な取り組みが広がることで、未収金問題の抑制につながる可能性は大いにあるといえます。

デポジット制度を早く法制化するべきでは?
政府と自治体が進める未収金対策とは?
医療現場だけでなく、国や地方自治体も外国人患者の未収金問題に対して本格的に動き出しています。
入国審査の厳格化と再入国制限の動き
未収金を残したまま帰国する外国人が増える中で、政府はその対策として「入国審査の厳格化」に踏み切りました。
現在の制度では、短期滞在の訪日外国人が20万円以上の医療費を支払わずに帰国した場合、再入国時に審査が厳しくなり、場合によっては入国を拒否される可能性もあります。
そして今、この基準額を「20万円 → 1万円以上」へ大幅に引き下げる方針が検討されています。
これは、より多くの未払いケースを対象にすることで、外国人に対する“抑止力”を強める狙いがあります。
また、2026年度以降には、中長期で日本に滞在する在留外国人にも対象を広げ、医療費未払いの履歴が在留資格の更新時に影響するよう制度変更が進められる予定です。
保険加入促進や相談窓口の整備による取り組み
政府や自治体は、罰則的な対策だけでなく、外国人が医療制度を正しく理解し、安心して医療を受けられるようにする“支援型”の取り組みも強化しています。
たとえば大阪府では、外国人が医療費の仕組みや保険制度を事前に知ることができるよう、ワンストップの相談窓口を設置しています。
ここでは多言語での対応が可能で、保険の必要性や利用方法について丁寧な案内を受けられる仕組みになっています。
また、医療機関向けにも、外国人対応のための研修が実施されており、7年度からは海外医療保険の加入を促すPR活動もスタートしました。
これにより、「知らなかった」「説明がなかった」といったトラブルを未然に防ぐことが期待されています。
一部の自治体では、観光案内所や空港などに保険加入を促すチラシやQRコードを設置するなど、訪日前・訪日時点での啓発活動も進んでいます。
このように、外国人が制度を理解し、事前に準備できるようサポートする体制づくりが少しずつ広がっています。
保険加入を入国の必須条件にすれば良い。
— 北村晃一⚾️→⛳️ (@k_koichi12) January 6, 2026
こんなことで日本人にしわ寄せがくるなんてたまったもんじゃない。
政府は早急な対応を。 https://t.co/RtdzIil8d4
今後どうなる?医療制度の持続性と求められる改革
外国人患者の医療費未払い問題は、単なる一時的なトラブルではなく、日本の医療制度全体の持続性にも関わる重要なテーマです。
外国人と医療をめぐる今後の議論の焦点
訪日外国人や在留外国人の数が今後も増加していく中で、医療費の公平性・負担のバランスをどう取るかが重要な論点となります。
医療は人道的なサービスである一方で、持続可能な経営という視点も避けては通れません。
そのため、「診療は断れないが、費用回収が難しい」という現在の矛盾をどう解消するかが、大きな課題になってきます。
また、入国審査での未払い履歴管理や、訪日外国人に対する保険加入の義務化の可否といった制度的議論も深まっていくでしょう。
一部では「デポジットの義務化」や「医療保険加入証明の提示」をビザ発給の条件とする案も出てきており、今後の法整備が注目されています。
同時に、医療現場では“言葉の壁”や“制度理解のズレ”を埋めるための多言語対応・研修制度の充実も必要です。
外国人患者が安心して医療を受けられる環境と、医療提供側の負担軽減をどう両立させるか。
このバランスをどう設計するかが、今後の制度議論の中心となっていきそうです。
制度のスキマを埋めるために必要な視点とは?
外国人患者による未収金問題を根本から解決するには、現行制度の「スキマ」をどう埋めるかがカギになります。
まず大前提として、日本の医療制度は“日本人向け”に設計されており、外国人の受診を前提としたルールや運用がまだまだ不十分です。
そのため、「保険の加入義務が曖昧」「身元確認が甘い」「支払い能力の確認ができない」などの“抜け道”が放置されたままになっています。
こうした課題に対しては、医療機関単位の対応では限界があるため、国全体としての制度整備が不可欠です。
たとえば、観光ビザ申請時に海外旅行保険加入を義務化することや、診療前に医療費の概算を提示・同意を得ることを制度化するなど、仕組みそのものの見直しが求められています。
また、医療費支払いのキャッシュレス対応の充実、本人確認のデジタル化、多言語での医療情報提供など、テクノロジーを活用した仕組みづくりも今後のポイントです。
まとめ
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
- 外国人患者の医療費未払いが増え、2023年度には13億円超に
- 未収金の多くは訪日外国人の入院に集中し、高額化している
- 文化・制度の違いから支払い拒否が発生しやすい背景がある
- 医療現場では応招義務により診療を断れず、病院側が負担
- 一部の病院では、医療通訳やデポジット制度などの対策を導入
- 政府も入国審査の厳格化や保険加入促進など、制度改革を進行中
- 今後は制度の抜け道を埋めるためのルール整備が求められる
外国人患者の未収金問題は、病院経営だけでなく、日本全体の医療制度のあり方にも関わる重要なテーマです。
そもそも医療問題が起きるのがわかっている時点で、外国人を入国させる人数を制限するべきでは、と思いました。
最後までご覧いただきありがとうございます。