参政党の支持投稿が7倍拡散!SNS戦略で不支持を圧倒した理由とは?

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「なんでこんなに参政党の投稿ばかり流れてくるの?」

そんな疑問を持った人も多いはず。実は参政党の「支持」投稿は、X(旧Twitter)上で「不支持」の約7倍もの拡散力を記録していたんです。

2025年の参院選公示後、候補者の演説動画や応援の声が一気に広がり、SNS全体を巻き込んだムーブメントに発展。

では、なぜこれほどの拡散力が生まれたのか?

そこには、選挙前から構築されていた“仕組まれた拡散ネットワーク”と“感情に訴える投稿”がありました。

この記事では、参政党の投稿がなぜ爆発的に広まったのか、どんな人たちがそれを支えていたのかを徹底解説していきます!

目次

参政党の支持投稿が7倍拡散!その驚きの実態とは?

2025年の参院選で注目を集めたのが、SNSでの参政党の支持投稿の異常な拡散力です。

特に公示日以降の動きは圧巻で、不支持投稿の約7倍ものリポスト数を記録した日もありました。

リポスト数で「支持」が「不支持」を圧倒した日別推移

結論から言うと、参政党の支持投稿は選挙戦の序盤からすでに拡散される土壌が整っていました。

5月時点で「支持」投稿の総リポスト数はすでに1日平均2万件

この時点で、他の政党では見られないほどの拡散力が確認されています。

そして選挙公示日となった7月3日には、なんと1日で9万3000件ものリポストが記録され、爆発的な広がりを見せました。

一方で「不支持」投稿も7月に入ってからややリポスト数が増加しましたが、「支持」の勢いには遠く及ばず。

7月19日には「支持」投稿が17万4000件、「不支持」投稿が2万4000件と、最終的にはおよそ7倍もの差がつきました。

この数字の開きが、そのままSNS上での空気感や議論の流れを作っていたと考えられます。

選挙公示後に急増した参政党の支持投稿

選挙公示を迎えた7月3日以降、参政党の支持投稿は一気に加速しました。

SNS上では候補者の演説を聴いた人たちがその場で撮影し、即座に投稿するというスタイルが定着。

これにより「現場発のリアルなコンテンツ」が次々と拡散されていきました。

特に印象的だったのは、候補者の熱量あるスピーチや聴衆の反応を収めた動画がバズったことです。

このような投稿が共感を呼び、拡散の連鎖が起きた結果、SNS全体の空気が「参政党支持」で染まっていったのです。

実際に、公示直後の7月3日は1日で9万3000件ものリポストが記録され、それ以降も高水準を維持しました。

SNS上では短期間で「参政党って勢いあるよね」と感じさせる投稿が多発し、認知と印象を急速に広げていきました。

このように、選挙期間中の爆発的な広がりは、事前に構築された支持者ネットワークとリアルタイム投稿の相乗効果によるものと考えられます。

SNS戦略で不支持を圧倒!その舞台裏に迫る

支持投稿が圧倒的に拡散された背景には、ただの偶然ではない「SNS戦略」がありました。

参政党の支持者たちは、選挙期間中だけでなく日常的にオンラインで情報共有を行い、投稿の連鎖が生まれる仕組みを築いていたのです。

日常的に形成されていた支持者コミュニティ

参政党の支持者たちは、選挙前からすでにX(旧Twitter)を中心としたSNS上で強固なコミュニティを築いていました。

このコミュニティでは日々、政策や候補者の発言を紹介する投稿が行われ、それに対して仲間内でリポスト・コメントを繰り返すという“日常的な拡散”が行われていたのです。

そのため、選挙が近づくと自然とその活動が活性化。

「誰かが投稿すればすぐに仲間が広げる」という仕組みが、瞬時に成立していたのが参政党の強みでした。

一般の政党支持者には見られないほど、密接に結びついたネットワークが構築されていたのは非常に特徴的です。

このつながりの強さが、不支持派の拡散力を大きく上回る要因になったと考えられます。


現場発コンテンツの即時投稿と拡散の連鎖

参政党の拡散戦略で特に効果を発揮したのが「現場発コンテンツ」の即時投稿でした。

候補者の演説や街頭活動の様子を聴衆がその場でスマホで撮影し、リアルタイムでSNSに投稿

これが「生の声」として支持者に響き、さらに仲間のリポストによって一気に広がるという流れができあがっていました。

テレビや新聞の報道よりも先に情報が届くことで、「現場にいる感覚」が共感を生み出し、より多くの人に刺さったのです。

また、投稿には「感動した」「泣けた」「応援したい」といった感情的な言葉が添えられ、感情に訴える拡散が強く作用していました。

このような現場発のリアルなコンテンツが次々とSNS上に現れることで、参政党の存在感は日を追うごとに大きくなっていきました。

特に公示後の数日は、毎日のように演説動画や候補者のスピーチが拡散され、「今もっとも熱い政党」として認識される空気が形成されたのです。

私も街頭演説を見たらすぐに投稿していました!それが効果あったのですね!

SNSが“エコーチェンバー化”?支持派と不支持派の分断

SNS上での拡散が急激に進む中で、注目されたのが「異なる意見が交わらない」という状態です。

参政党をめぐる投稿は、支持派と不支持派の間で明確に分断され、それぞれが異なる空間で情報を共有していました。

ここでは、そうした“エコーチェンバー化”の実態を詳しく見ていきます。

意見が交わらないSNS構造の実態

SNSで起きていた最大の特徴は、「支持派は支持派の投稿だけ」「不支持派は不支持派の投稿だけ」を見ていたことです。

東京大学の鳥海教授の分析によると、支持・不支持両方の投稿をリポストしていた人は全体のわずか約6%に過ぎなかったとのこと。

つまり、残りの94%は自分と同じ意見の投稿ばかりを目にしていたということになります。

この状態こそが「エコーチェンバー」と呼ばれる現象です。

似た考えの人同士だけが繋がり、他の意見に触れずに共感や怒りを増幅させていく構造が生まれていたのです。

結果として、SNS上では冷静な議論よりも感情的な支持・不支持のぶつかり合いが目立つようになりました。

この分断は、リアルの政治議論にも影響を与える可能性があると懸念されています。

エコーチェンバー現象…なるほど!わかる気がします。私も支持している投稿ばかり見ていましたね。

両方の投稿を拡散していた人はわずか6%

参政党をめぐるSNS上の議論で特徴的だったのは、「対話のなさ」でした。

鳥海教授の調査によると、5月〜7月に投稿された約430万件のうち、「支持」と「不支持」の両方をリポストしていたユーザーは全体のたった6%ほど。

残りの94%はどちらか一方の投稿のみをリポストしていたのです。

これは、自分の意見に近い情報だけを見て、他の立場の意見に触れないまま議論が進んでいたことを示しています。

つまり、「支持派の中では支持派の声だけが響き、不支持派の中では不支持の声だけが大きくなる」という、いわゆる“エコーチェンバー現象”が起きていたわけです。

その結果、SNS上では意見が噛み合わないまま、同じ立場の人たち同士で情報が拡散・増幅されていきました。

これはSNSの構造的な問題でもあり、今後の選挙戦においても同様の現象が繰り返される可能性があります。

参政党SNS支持の拡散を牽引したのは誰?

SNSでの拡散は「誰が発信したか」だけでなく、「誰が広げたか」がカギになります。

今回の参政党の支持投稿がここまで広まった背景には、特定のフォロワー層の存在が大きく関係していました。

参政党フォロワーの主導的な拡散行動

調査によると、参政党を支持し情報を拡散していたアカウントの多くは、参政党の公式アカウントをフォローしているユーザーでした。

彼らは候補者の演説動画や現場での様子など、現実の活動に密着した投稿を積極的に拡散していたのが特徴です。

この層は、日常的にSNSで政治情報を共有する習慣があり、投稿された内容を即座にリポストする反応の速さが目立ちました。

また、1日に複数回の投稿や引用付きリポストを繰り返すなど、拡散力を最大化する行動を自発的に行っていたのも印象的です。

こうしたユーザーの存在が、参政党の情報を一気に拡散させる“加速装置”となっていたのです。

他政党フォロワーの投稿傾向と比較

参政党支持の投稿が圧倒的に拡散された一方で、他政党のフォロワーはどうだったのでしょうか?

鳥海教授の調査によると、「不支持」投稿をリポストしていたのは、共産党、立憲民主党、社民党、れいわ新選組のフォロワーが中心でした。

この4党の支持層は、参政党の主張や候補者の発言に対して強く反応し、批判的な投稿やリポストを行う傾向がありました。

しかし、彼らの投稿は“局所的”に拡散されるのみで、「不支持」全体のリポスト数は常に「支持」を下回っていました。

また、自民党・維新・国民民主のフォロワーに関しては、明確な拡散の傾向は見られず、参政党に対して特に支持も不支持も発信していない“静観層”が多かったようです。

このことからも、SNS上での参政党の勢いを作っていたのは、圧倒的に熱量の高い“支持者中心のネットワーク”だったといえます。

反対派は存在しても、拡散という点でのパワーは限られていたのが実態です。


まとめ

今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。

  • 参政党の「支持」投稿は選挙公示後に急増し、最大で「不支持」の約7倍の拡散力を記録
  • SNSでの拡散を支えたのは、事前に形成された支持者コミュニティと現場発コンテンツの即時投稿
  • 「エコーチェンバー」化により、支持派と不支持派の間で意見の交差がほぼなかった
  • 情報の拡散を牽引したのは、参政党のフォロワー中心の熱量の高いネットワーク
  • 他政党フォロワーの反応は限定的で、拡散量に大きな差があった

SNS時代における選挙は、リアルの演説以上に「拡散力」が勝敗を左右する場面が増えてきました。

投稿内容だけでなく、誰が、どのように、どれだけ早く広げるかという“仕組み”が、今後ますます重要になると言えるでしょう。

この動きが今後の選挙や世論形成にどう影響していくのか、引き続き注目していきたいところです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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