名前の順番が出世を左右する?山村教授の2千人調査が話題に!

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「名前の順番」で出世に差がつくと聞いたら、あなたは信じますか?
実は今、「あ行で始まる名前の人は出世しやすい」という驚きの調査結果が話題を呼んでいます。

きっかけは、西南学院大学の山村英司教授による2,000人を対象にした行動経済学の研究。

その論文は日本経済学会の会誌に掲載され、「名字が早いと人生でも得をするのか?」という問いに鋭く迫っています。

この記事では、その研究結果の詳細や背景、そして「あ行以外」の人が抱く素朴な疑問や不公平感にも触れながら、
名前の順番と社会的成功の意外な関係についてわかりやすく解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください!

目次

名前の順番が出世に影響? 山村教授の調査が話題に

名前が「あ行」だと有利?気になる調査結果とは

「青木さん」「井上さん」「相田さん」――こうした“あ行”で始まる名字の人は、なぜか出世している割合が高い。
そんな仮説を裏付けるような研究が2025年、日本経済学会の会誌に掲載されました。

研究を行ったのは、西南学院大学の山村英司教授(行動経済学)

山村教授は、戦後日本のさまざまな業界でトップに立った2,000人超のエリート男性の名前をリストアップし、
その名字の頭文字を調査しました。

すると、日本人全体では「あ行」で始まる名字は約22%ですが、
エリート層では27%と明らかに多いことが判明。

政治家では、衆議院議員の24%、参議院議員の25%があ行の名字だったそうです。

この結果に対し、SNS上では「やっぱり!」「気のせいじゃなかったのか」といった声が多数上がっています。

なぜ目立ちやすいと出世しやすいの?

なぜ「あ行」で始まると有利なのか――その理由は、
名簿で上位に表示される=人の目に留まりやすいからだとされています。

山村教授は、「誰かを推薦したり選んだりするとき、名簿の上にいる名前から選ぶほうが楽で、能力を比較するより心理的負担が少ない」と指摘しています。

要するに、“あ行”の名前は、日常的に「最初に目につく・呼ばれる・指名される」という機会が多く、その繰り返しが社会的な経験の蓄積につながり、出世の確率を押し上げるのではないかというわけです。

学校での経験が将来を左右する?

実はこの「名前順による優遇」は、子どもの頃から始まっています。
学校の出席名簿では、あいうえお順が一般的。

教師が誰かを発表に当てるとき、上のほうの名前の子どもが先に選ばれるということがよくあります。

これにより、「あ行」の子どもは人前で話す経験が増え、社会的スキルが自然と身につく可能性が高まるのです。

反対に「や行」や「わ行」の子どもは、そういった機会が少なくなりがちで、発言に対する自信や、プレゼンテーション能力で差がつくとも言われています。

私が小学校の時は出席名簿は生年月日順でした。その中では最後。中学校からあいうえお順になりましたが、それでも最後から数えた方が早かったです汗。もちろん出世してません(笑)

名簿の順番が生む“見えない格差”

名簿順は、一見公平に見えます。

でも、その“順番”が経験のチャンスに差をつけているとしたらどうでしょうか?

山村教授は、「最初に何かをやる人は模倣する相手がいない分、創造性が育ちやすい」とも分析。

つまり、ただの名前順が、教育・創造性・キャリア形成といった将来にまで影響しているというのです。

これは、名前という「偶然」によって、人生のスタート地点から“見えない格差”が生まれているとも言えます。

実は海外でも? 名前と成功の意外な関係

アルファベット順が有利になる欧米の研究

この傾向は日本に限った話ではありません。
欧米でも「名前順による有利さ」は認識されており、複数の研究結果が存在します。

たとえば、アメリカではAから始まる名字の人が学会での登壇回数や職業的昇進の確率が高いというデータがあり、企業の昇進リストなどでも、上の方の名前が有利に働く可能性が示唆されています。

また、大学の成績リスト、履歴書の並び順などでも“先頭にいる”ということは、無意識にプラスに働くことがあるようです。

なぜ最初に呼ばれる人がチャンスを掴みやすいのか

心理学的には、人間は「最初に接触した情報に強く影響される」という性質を持っています。

これは「初頭効果(Primacy Effect)」と呼ばれ、たとえば面接やプレゼンでも、最初に話した人の印象が記憶に残りやすいという実験結果もあります。

つまり“先に呼ばれる”ということ自体が、注目・記憶・評価の面で有利に働くのです。

これが名前順による「出世しやすさ」とつながってくるわけですね。

「あ行」でなくても大丈夫? 希望を持てる視点

「や行」でもチャンスはある!実体験とSNSの声

では、「あ行」以外の人は不利なのか?と言えば、決してそんなことはありません。
SNSでは、「私は“い”だけど出世してないぞ」「わ行でも成功してる人はいる」といった声が多く見られます。

また、今回調査を主導した山村教授自身が「や行」の名字であり、「自分は小学校の時、いつも当てられるのが最後だった」と語っているのも印象的です。

それでも教授という社会的成功を収めているのは、名前順に関係なく、個人の努力や環境が重要だということを示しています。

名前に左右されない生き方とは?

大切なのは、名前の順番に一喜一憂するのではなく、「どんな環境でも経験を積む機会を自分で作る」ことではないでしょうか。

また、山村教授は「教育現場では、名前とは無関係にランダムで指名する仕組みを導入すべき」とも提案しています。

これは、公平な教育機会の確保だけでなく、子どもたちの可能性を広げる意味でも大きな意義があるといえるでしょう。

まとめ

  • 「あ行」で始まる名前の人は出世しやすいという調査結果は、実際に統計的な裏付けがある
  • 名簿順で目につきやすいことが、経験・評価・創造性などにプラスの影響を与える
  • ただし、それはあくまで“傾向”であり、個人の人生は名前だけで決まるものではない
  • 教育や社会の仕組みを見直すことで、名前順の影響を減らすことができる
  • どんな名前でも、自分のチャンスは自分で切り拓ける!

この記事が少しでも「名前」についての見方を変えるきっかけになれば幸いです。

あなたの名前には、あなたにしかない可能性が詰まっているのですから!

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