死と向き合う再出発の真実
2018年に芸能界を去った山口達也さんが、2025年の講演で「骨が腐る難病」を初めて告白しました。
その病名は「大腿骨頭壊死症」。アルコール依存と心の苦しみの果てにたどり着いたこの現実は、決して他人事ではありません。
この記事では、山口達也さんが経験してきた過去の事件、病気との向き合い方、そして再出発への強い想いまでを丁寧に追いかけます。
・2018年の芸能界引退から、再び世間を驚かせたバイク事故までの経緯
・告白された難病「大腿骨頭壊死症」とは何か?
・講演で語られた“本当の自分”と、生きる覚悟とは?
ぜひ最後までご覧ください。
NBC長崎放送より引用:元TOKIO・山口達也さん 骨が腐る難病「大腿骨頭壊死」を告白 うわべだけで生きていた…ゼロからの出発【後編】 | 長崎のニュース | 天気 | NBC長崎放送 (1ページ)
山口達也 骨が腐る難病を初告白!講演で明かした驚きの真実とは?
表舞台を去ってから数年、沈黙を続けていた山口達也さんが、ついに語り始めました。
その口から出たのは、自身が抱えている「骨が腐る難病」という衝撃的な病名でした。
2018年の騒動と2020年の事故…そこからの転落人生
山口達也さんの人生は、2018年の不祥事によって大きく変わりました。
この時点では、アルコールの影響を否定していましたが、内面の破綻を強く感じていたと語っています。
それでも一度は「酒をやめる」と自分に誓ったものの、2020年にその誓いを破り、酒気帯び運転で事故を起こしてしまいます。
朝の通学時間帯、子供たちに突っ込んでいたら取り返しのつかないことになっていたかもしれません。
この事故をきっかけに、彼の人生はさらに深い闇へと落ちていきます。
しかし、そのどん底の中で「助けてください」と初めて他人に向けて叫べたことが、彼の再出発のきっかけになったのです。
初めて「助けて」と言えた瞬間と入院生活
事故後、世間からのバッシングが吹き荒れる中、山口達也さんは初めて「助けてください」と心の底から思ったと語りました。
彼は自力で立ち直ることをあきらめ、アルコール専門の病院へと足を運びます。
3ヶ月間の入院生活では、自分と同じように依存症と闘う人たちとの出会いがありました。
山口さんはここで、「問題は酒ではなく心の生きづらさ」だと気づきます。
低すぎる自己肯定感、不安、羨望…心の中にある闇が、アルコールという形で表面化していたのです。
この体験が、彼の価値観を大きく変えるターニングポイントとなりました。
病名は「大腿骨頭壊死」…骨が腐ると診断された経緯
入院生活を経て少しずつ前向きに生きようとしていた山口達也さんに、さらなる現実が襲いかかります。
右足の痛みを訴えて受診した結果、「大腿骨頭壊死症」という難病と診断されました。
レントゲンには骨が黒く映っており、医師からは「これはもう治らない」と言われたと語っています。
大腿骨頭壊死症は、血流が途絶えることで骨が壊死していく病気で、進行すれば人工関節の手術が必要になります。
アルコールとの関連性も高く、酒によって引き起こされた結果であることに山口さんは強い恥ずかしさも感じていたと語りました。
大腿骨頭壊死と向き合う再出発の真実!山口達也が語った未来への覚悟
大腿骨頭壊死と診断されたことで、山口達也さんはさらに大きな壁に直面しました。
それでも前を向くと決めた彼が語った「再出発の覚悟」とは、一体どのようなものだったのでしょうか?
治らない病気と知った時の絶望と希望
「大腿骨頭壊死」は完治することがない病気だと医師から告げられた瞬間、山口さんは深い絶望を感じたといいます。
右足の骨が腐っているという衝撃的な診断に、言葉を失ったそうです。
ですが彼は、その事実を「変えられないもの」として受け入れることを選びました。
「変えられないものはそのままに、変えられるもの=自分と未来を変えていこう」
この考え方が、彼を前向きにさせたのです。
「受け入れることで、ふっと楽になった」と語るその言葉には、説得力がありました。
人工関節の可能性と現在の生活状況
現在の山口達也さんは、まだ手術を受けていないものの、将来的には人工関節への置換が必要になるかもしれないと語っています。
病気は進行性であり、症状が進むと歩行も困難になるとのこと。
しかし、日常生活は今のところ支障なく送れており、講演活動も積極的にこなしています。
自分の体に起きていることを受け入れ、できることを最大限やっていく。
その姿勢は、病気や困難と向き合うすべての人に勇気を与えるものです。
「変えられないもの」と「変えられるもの」への気づき
山口達也さんは講演の中で、「変えられるのは自分と未来だけ」と何度も繰り返していました。
過去の出来事や他人の言葉、自分への批判に苦しんできた彼は、それらを変えようと必死でした。
でも今は違います。
「戦ってもきついなら、受け入れた方が楽」
そう言えるようになったことで、人生そのものの捉え方が変わったといいます。
この気づきは、彼が病気と真摯に向き合ったからこそ得られたものとのことです。
山口達也が本当に伝えたかったこと:講演で語られた心の叫び
山口達也さんの講演は、ただの病気の告白ではありませんでした。
その根底には、長年抱えてきた心の問題と、そこから得た深い学びがありました。
自己肯定感の低さと心の傷
山口さんは、自己肯定感の低さが人生に大きな影響を与えていたと告白しています。
「なんで自分はこうなんだ」と、自分を責め続けていた日々。
その感情が積もり積もって、やがてアルコールに依存するようになりました。
人前では強く見せていても、内面は壊れそうなほど脆かったのです。
この傷を直視し、「本当の自分」に向き合ったことが、彼の変化のきっかけとなりました。
アルコール依存症と向き合う日々
山口達也さんは、依存症は「治らない」と理解した上で、それとどう共存するかを学びました。
依存症患者との集団生活の中で、自分の弱さや逃げたい気持ちに正直になることの大切さを知ったといいます。
「完治はないけど、進行を止めることはできる」
この言葉が彼の支えになっているようです。
いまも飲酒を避ける生活を続け、講演を通じて同じ悩みを抱える人にエールを送っています。
苦しむ人たちへのメッセージと仲間の死
講演の終盤、山口さんは「この5年で仲間が8人も亡くなった」と語りました。
そのたびに、「自分は生きなきゃ」と強く思ったそうです。
「死ぬのは怖い。生きる方がエネルギーが要る」
この言葉には、苦しみながらも前を向こうとする力強さがあります。
「助けを求めることは恥ずかしいことじゃない」
彼のメッセージは、今まさに悩んでいる人にとって、心に響く大きな救いになるはずです。
まとめ
今回の記事では、元TOKIOの山口達也さんが講演で語った内容をもとに、次のような点をお伝えしました。
- 山口達也さんは2025年に「大腿骨頭壊死」という難病を初告白した
- アルコール依存症と向き合い、3ヶ月間の入院生活で価値観が大きく変わった
- 「変えられないものは受け入れ、変えられる自分と未来を変えていく」という考え方にシフトした
- 病気と闘いながらも講演活動を続け、同じ苦しみを抱える人にエールを送っている
- 「助けを求めることは恥じゃない」と伝える姿は、多くの人の心を動かした
山口達也さんの言葉は、ただの芸能ニュースでは終わりません。
生きづらさや病気、依存症に悩む多くの人に、確かな“生きるヒント”を与えてくれました。
これからも彼自身、前を向いて歩いて行ってほしいですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。