アフリカ移民が82万人来るって本当?2027年に始まる“ステルス移民政策”の全貌

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「アフリカから82万人が移民として日本にやってくる」……そんなニュースがSNSを中心に大きな波紋を呼んでいます。

実はこの背景には、JICAの「ホームタウン構想」や2027年に始まる「育成就労制度」など、一般にはあまり知られていない新制度の存在があります。本記事では、“ステルス移民政策”とも呼ばれるこの動きの実態と、日本社会に与えるインパクトについて解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

アフリカ移民82万人受け入れ報道の真相とは?

報道で話題になった「アフリカからの移民82万人受け入れ」は、事実の一部を切り取った誤解、とのこと。

実際にはJICAによる「アフリカ・ホームタウン」事業はインターン研修を目的としており、移民政策と直接は結びついていませんとのことですが、名称や地域の限定性から「移民政策ではないか」と疑念が広がり、大きな批判を招いたのは事実です。

林官房長官も「移民ではない」と強調していますが、研修後の国内就職や長期滞在が可能である以上、制度の“穴”を通じて事実上の定住ルートになり得ると思います。

2027年に始まる「育成就労」とは?

育成就労は現在の技能実習制度の後継として2027年に導入予定の新制度です。

注目すべきは、永住や家族帯同が可能な「特定技能2号」の対象分野が大幅に拡大される点。

これまで建設など2分野に限られていたのが、外食や宿泊など11分野に広がるため、受け入れ人数の上限も跳ね上がる見込みです。

その目標人数はなんと82万人。これは現在の技能実習生42万人の約2倍。

家族帯同が加われば、実質的な外国人定住人口はさらに増えると予想されています。

アフリカからの受け入れが加速するのも、この制度の拡大によるものなのです。

特定技能2号とは、外国人が日本で長期間働きながら家族の帯同や永住も可能になる在留資格です。現在は建設・造船の2分野のみ対象ですが、2027年からは外食など11分野に拡大予定で、実質的な移民制度とも言われています。

特定技能2号とは?

外国人が日本で長期間働きながら家族の帯同や永住も可能になる在留資格です。

現在は建設・造船の2分野のみ対象ですが、2027年からは外食など11分野に拡大予定で、実質的な移民制度とも言われています。

実際に定住している外国人研修生の実態

JICAの過去の研修では、例えばバングラデシュIT人材育成プログラムで280人中186人が日本国内に就職。

インターン生として来日し、在留資格を「就労系」に切り替えてそのまま定住という流れが当たり前になってきています。

「帰国前提」という説明には嘘はないものの、現実は“永住ルート”として制度が活用されているのです。

このまま進めていいのか?変わりゆく日本社会

仮に今のペース(年36万人増)で外国人が増え続ければ、20年後には在留外国人は1000万人を超えると試算されています。

6人に1人が外国人という社会では、これまでの価値観や制度も大きく変わっていくでしょう。

宗教、食文化、言語、労働環境、さらには政治にも影響を及ぼす“移民社会化”が現実のものになっていきます。

恐ろしいことですよね…。

なぜアフリカ諸国が受け入れ対象になったのか?

背景には、日本の相対的な低賃金化とアジア圏の人材確保難があります。

円安の影響で、かつて主要な送り出し国だったベトナムやフィリピンからの応募が減少。

代わりに、生活コストがさらに低いアフリカやイスラム圏にターゲットが移りつつあるのです。

すでにパキスタンとは技能実習に関する覚書を締結済み。

今後はアフリカ諸国との提携が本格化するのも時間の問題といえるでしょう。

ステルス移民政策と呼ばれる理由

日本政府は「移民政策ではない」との立場を維持しています。

しかし現実には、就業ビザや経営・管理ビザ、さらには難民申請など、複数の制度を“移民目的”で利用するルートが確立されつつあります。

JICAの研修事業でも、約7割のインターンが国内就職し、そのまま永住に至ったケースも。

法的には問題がなくても、実態としては「移民」なのではないか? という声が強まるのも当然です。

こうした“ステルス型”の移民拡大が、今後の日本社会にどのような影響を与えるのか、冷静に見極める必要があります。

まとめ

日本政府は「移民政策ではない」と強調し続けていますが、実態としては外国人が定住・永住へと繋がる制度が着実に整備されています。

アフリカ諸国との連携や、2027年から始まる「育成就労制度」は、その象徴的な一歩ともいえるでしょう。

重要なのはこうした変化に対し、私たち国民が当事者意識を持ち、どのような社会を選ぶのかを考えることです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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