『後発地震注意情報』とは?初の発表で注目の意味と今後の備え

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2025年12月、気象庁が初めて「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。

でも「それって何?」「地震が本当に来るの?」と、モヤモヤしている方も多いはず。

この情報、実は“空振りが前提”とも言えるほど確率は低いんです。
それでもわざわざ発表された背景には、しっかりした理由があるんですよ。

この記事では、

  • 後発地震注意情報とは?
  • なぜ初めて発表されたの?
  • 本当に大地震が来る可能性は?
  • 空振りでもなぜ大切?
  • 家族でできる防災の備えとは?

ぜひ最後までご覧ください。

目次

後発地震注意情報とは?意味と背景をわかりやすく解説

「後発地震注意情報」は、地震が起きたあとにさらに大きな地震が起こる可能性が高まったときに発表される、気象庁と内閣府が出す新しい注意喚起です。

2025年12月に初めて発表されたこの情報には、「空振りの可能性が高くても、大きな被害を防ぐために備えてほしい」という思いが込められています。

なぜ「注意情報」が作られたの?誕生の背景と目的

「後発地震注意情報」が作られたのは、過去の巨大地震の事例から学び、被害を減らすためです。

きっかけになったのは、2011年の東日本大震災のように、大きな地震のあとにさらに強い地震が起きるケースがあったこと。

特に、日本海溝や千島海溝沿いでは、マグニチュード7以上の地震の数日後にM8級の巨大地震が発生した事例が国内外で確認されています。

このような事例をもとに、「一度大きな地震があったら、次の巨大地震にも注意してね」という警戒を促す情報として、2022年12月から運用がスタートしました。

そして2025年12月、青森県東方沖でM7.6の地震が発生したのを受けて、初めてこの「注意情報」が出されたんです。

つまりこの情報は、「次も来るかもしれないから、気を抜かずに備えておこうね」という早めの合図なんですね。

南海トラフ臨時情報との違いは?混同しやすい情報を整理

「後発地震注意情報」と「南海トラフ臨時情報」は、どちらも大きな地震のあとに出される情報ですが、内容や扱いには違いがあります。

一番の違いは、「段階があるかどうか」です。
南海トラフ臨時情報は、「巨大地震注意」と「巨大地震警戒」の2段階がありますが、後発地震注意情報はこの1種類だけ。
「とにかく注意してね!」というシンプルなメッセージなんですね。

また、対象エリアも異なります。
南海トラフは西日本が主な範囲ですが、後発地震注意情報は、北海道・三陸沖を中心とした太平洋沿岸が対象です。

避難のタイミングについても重要な違いがあります。

南海トラフの「警戒」では事前避難が求められることがありますが、後発地震注意情報では、あくまで“備えの再確認”が求められるだけで、すぐに避難しなさいとは言っていません。

混同しないためには、それぞれの特徴を覚えておくことが大切ですね。

どんなときに発表される?発表条件と想定される地域

「後発地震注意情報」が発表されるのは、かなり明確な条件があるんです。

気象庁によると、発表のきっかけになるのは「マグニチュード7.0以上の地震」が、日本海溝や千島海溝沿い、またはその周辺で発生したとき。
この地域は、東日本大震災の震源域よりも北側にあたるエリアで、北海道から東北にかけての太平洋沿岸です。

地震の発生を確認したあと、気象庁が一定の解析を行い「この地震は想定震源域に影響を与える」と判断された場合、注意情報が出される流れになっています。

実際には、地震発生から15分〜2時間ほどで発表されるケースが多いようです。

また、注意すべき期間は「その後1週間程度」とされています。
この期間内は、次に来るかもしれない後発地震に備えて、注意を高めておく必要があります。

ただし、発表されたからといって絶対に地震が来るわけではありません。
むしろ起きない可能性の方が高いのですが、それでも万が一に備えて行動することが大事なんですね。

後発地震注意情報が初めて発表!何が起きたのか?

2025年12月、気象庁は初めて「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。

これまで運用はされていたものの、発表されたのは今回が初。いったい何があったのか、地震の規模や被害、識者の見解まで詳しく見ていきましょう。

2025年12月の地震の詳細:震源地・規模・津波の影響

今回の「後発地震注意情報」の発表につながったのは、2025年12月8日夜に発生した大きな地震です。

震源地は青森県東方沖で、地震の規模を示すマグニチュードは7.6。
震源の深さは約50キロで、八戸市では震度6強を観測しました。

この地震により、北海道から東北の太平洋沿岸に津波警報が出され、実際に各地で50センチ〜70センチの津波が観測されました。

特に久慈市や浦河町では津波の第一波が深夜に到達しており、夜間での避難行動が求められる厳しい状況となりました。

また、この地震の発生によってJR東日本の東北新幹線が一部運休し、道路や高速道路も一部区間で通行止めに。

停電や避難指示も広い地域で出され、合計約4万5千世帯が一時的に避難対象となりました。

このように、発表の背景には明確な地震と被害が存在しています。

後発地震注意情報の発表はなぜ初めてだったのか

実は、「後発地震注意情報」は2022年12月から制度としては始まっていたのですが、これまで一度も発表されていませんでした。

それが今回、初めて発表されたのは、2025年12月8日の地震が“条件を満たした”からなんです。

発表の基準は「日本海溝・千島海溝沿い、またはその周辺でマグニチュード7.0以上の地震が発生すること」。

今回の地震は、青森県東方沖で発生し、規模もM7.6と、基準を大きく超えるものでした。

さらに震源の位置も、日本海溝の想定震源域にかなり近く、注意情報の発表に該当するエリアだったのです。

実は、北海道沖や東北沖ではM7級の地震はそれほど珍しくありません。
だからこそ、専門家の間では「2年に1回くらいの頻度で注意情報が出る可能性がある」とも言われていました。

つまり今回の発表は、「条件がちょうど揃ったから初めて出た」というだけでなく、「いつか出ると思っていた初回がついに来た」という、ある意味で注目すべき瞬間だったんです。

識者の見解:この情報をどう受け止めるべきか

「後発地震注意情報」が初めて出されたことについて、地震の専門家や気象解説者は一貫して“冷静な対応”を呼びかけています。

ウェザーニュースや朝日新聞の解説でも、「注意情報=大地震が起きる確定情報」ではないことを何度も強調しています。

実際、マグニチュード7級の地震の後にM8以上の地震が起きる確率は、過去の統計から見ても“100回に1回程度”。
つまり、99回は起きないということなんです。

とはいえ、「起きないから大丈夫」ではなく、「起きるかもしれないから備える」がこの情報の本質。

専門家は「地震は予知できない。だからこそ情報が出たときに日常の備えを見直すきっかけにしてほしい」と伝えています。

特に、津波の被害が想定されるエリアでは、避難ルートの確認や家族との連絡手段の確認など、“備えの再確認”が非常に重要になります。

「空振りでもいいから、まずは命を守ることを最優先に考える」。
これが識者たちの共通したスタンスなんですね。

空振りでも意味がある?注意情報の正しい受け止め方

「後発地震注意情報」は、その性質上“空振りに終わる”可能性が高い情報です。
でも実は、空振りだったからこそ意味がある……そう考えるべき理由があるんです。

「発表=地震が来る」ではない?確率と仕組みの正解

まず大前提として、「後発地震注意情報」が出たからといって、必ず大地震が来るわけではありません。

この情報は「巨大地震が起きる確率が平常時よりも相対的に高まっている」ことを知らせるもので、発生を予知するものではないんです。

そして、実際にM7級の地震のあとにM8クラスの地震が起きる確率は“100回に1回ほど”とされています。

100回に1回…ってかなり低いと思いますよね。

でも、もしその1回が自分の地域で起きたら…と考えると、「その1回」を逃さず備えておくことが、命を守る大事な行動になるんです。

この仕組みをしっかり理解しておけば、情報に対して過剰に不安を感じすぎず、冷静に対処できますよ。

「空振り」の可能性は?過去の事例と統計データ

「後発地震注意情報」が出たとしても、実際に大きな地震が起きることは“まれ”です。

それでもこの情報が重視される理由には、過去の“例外的な事例”があるからなんです。

世界の統計では、M7以上の地震が起きた後に、500km以内でM8級の地震が続発したケースは1477回中たったの17回。
確率で言えば、およそ100回に1回の割合です。

このデータを見ると「やっぱり滅多に起きないじゃん」と思うかもしれません。

でも日本では実際に、東日本大震災(M9.0)が発生する2日前に、M7.3の地震が発生していました。

また1963年には千島海溝の択捉島沖でM7級の地震が発生した18時間後にM8級の地震が起きています。

さらに、2025年7月にはロシア・カムチャツカ半島のM8.8の地震の10日前にもM7級の地震が起きていました。
こうしたケースを見ると、「確率は低くても、実際に起こることはある」ということがわかりますよね。

だからこそ、空振りに終わっても意味がないわけじゃない。
「大丈夫だったね」で済むなら、それが一番いいんです。

情報に過敏にならないために必要な心構えとは

「後発地震注意情報」が出ると、不安になるのは当然のこと。
でも必要以上に怖がりすぎず、落ち着いて対応することがとても大切です。

この情報は、あくまで「可能性が高まっている」というだけで、予知や警報ではありません。
だから、「今すぐ大地震が来る!」と決めつけてしまうと、精神的にも疲れてしまいますよね。

大事なのは「振り回されず、備えること」。

情報が出たら、避難ルートの確認をしたり、家具の固定を見直したりと、できることから少しずつ動いていくのがポイントです。

また、家族と一緒に行動のルールを話し合っておくと、いざという時も慌てずに対応できますよ。
「怖がる」のではなく、「準備する」ことに意識を向けると、不安も和らぎます。

“情報は落ち着いて受け取り、冷静に備える”。
これが正しい向き合い方と言えそうです。

今すぐできる備えとは?家族を守る防災対策まとめ

「後発地震注意情報」が出ても、すぐに避難する必要はありません。
けれど“いつ来るかわからない地震”だからこそ、日頃の備えが命を守るカギになります。

家具の固定、備蓄、水の確保…具体的な備え方リスト

いざという時の備えって、何をすればいいのか迷いますよね。
でも基本の「3つの柱」を意識すれば、しっかり備えることができます。

【1】家具の固定と安全確保
・背の高い家具は必ず壁に固定
・寝室や子ども部屋には倒れてくる家具を置かない
・ガラス飛散防止フィルムを貼ると安心

【2】備蓄の準備
・水(1人1日3リットル×3日分)
・食料(レトルト・缶詰・非常食)
・懐中電灯・モバイルバッテリー・乾電池
・非常用トイレや生理用品も忘れずに

【3】情報・連絡手段の確保
・スマホの充電は常に満タンを意識
・家族で連絡方法や集合場所を決めておく
・地震速報アプリを入れておく

一気にやろうとすると大変なので、1日1つずつでもOK。
「備え」が“自分を守る力”になると思って、少しずつ始めてみてくださいね。


揺れた瞬間どう動く?地震発生時の行動チェック

地震は、突然やってきます。
「備えていたけど、いざ揺れたらどう動けばいいの?」って不安になりますよね。

まず大切なのは、「まず身を守る」こと。
大きな揺れを感じたら、すぐにテーブルの下など安全な場所に身を隠して、頭を守ってください。
家具の倒壊や落下物から身を守るのが最優先です。

揺れが収まったら、落ち着いて出口を確認し、安全が確保できるなら避難の準備を。
その場から動けない場合でも、スマホで情報を確認したり、周囲の人と連携したりして状況判断をしてください。

津波が予想される地域では、すぐに海から離れて高い場所へ避難すること。

「あとで動こう」は命取りになります。
一刻も早く行動する勇気が、自分と大切な人の命を守ります。

特に夜間や停電時は、避難経路が暗くなるので懐中電灯をすぐ使えるようにしておくのも重要なポイントですよ。


津波が心配な地域の人が今すぐ確認しておくべきこと

海沿いに住んでいる方にとって、地震以上に怖いのが「津波」ですよね。
特に今回のような後発地震注意情報が出たときには、津波への備えがとても大切になります。

まずやっておきたいのは、避難場所と避難ルートの確認

自治体のハザードマップを見て、自宅や職場から一番近い高台や避難所を把握しておきましょう。

スマホの地図アプリに「津波避難所」とピン留めしておくと、いざという時にも迷いません。

そして、夜間や停電時の避難を想定しておくことも重要です。
懐中電灯やヘッドライト、スニーカーをすぐ使える場所に置いておくと安心ですよ。

また、津波は第一波よりも第二波以降の方が大きくなることもあります。
避難したからといってすぐ戻らず、自治体や気象庁の情報をよく確認してから行動しましょう。

まとめ

今回の記事では「後発地震注意情報」について詳しく解説しました。
以下に要点をまとめます。

  • 後発地震注意情報は「次に大きな地震が起こるかもしれない」という警戒情報
  • 発表の条件は「日本海溝・千島海溝沿いでM7.0以上の地震が起きた場合」
  • 2025年12月の青森県東方沖の地震で、制度開始後はじめて発表された
  • 発表されても必ず地震が起きるわけではなく、確率は100回に1回ほど
  • 「空振りでもOK」と思って、日頃からの備えを再確認することが大切
  • 備蓄・家具固定・津波避難ルートなど、具体的な備えが命を守るカギ

この情報に過剰に怯えるのではなく、「知って、理解して、備える」ことで
自分や家族を守る行動につなげていけるといいですね。
普段の暮らしの中で、できることからコツコツと備えておくことが、
最終的に“安心”につながりますよ✨

最後までご覧いただきありがとうございます。

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