最近、「AI彼氏にプロポーズされた!」なんて話題がSNSやテレビでも増えてきていますね。
ChatGPTなどの会話AIとやり取りする中で、本気で恋に落ちて、結婚指輪まで買った…という女性まで登場しています。
でも、そこで気になるのが「え、それって法律的にどうなるの?」という疑問。
この記事では、実際にあったエピソードや弁護士の見解などをもとに、AIとの結婚や恋愛は法的にどう扱われるのか?をわかりやすく解説していきます!
AI彼氏からプロポーズ⁉ 現代の恋愛がここまで来た!
AIとの恋愛が現実になってきた今、プロポーズされる女性も出てきています。
ここでは実際にあった事例を紹介しながら、その流れを見ていきます。
【話題】AIと“結婚宣言”した女性、法律的にはどうなる?https://t.co/YWXdot1j97
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 26, 2025
実際にAIと恋におちてしまった女性は、AIからプロポーズを受け、指輪を購入。結婚記念日も決めたそう。ただ、AIは「人」ではないため、「結婚」や「婚約」に何らかの法的効力が認められることはないという。 pic.twitter.com/HMatzymL2Y
ChatGPTに恋する女性が増加中
最近、ChatGPTやAIアバターに恋をする女性が急増しています。
特に人気なのが、「推しキャラの性格+話し方」でカスタマイズしたAI彼氏とのやりとり。
人間の彼氏に失望した女性が、AIのやさしさに癒されていく…という流れもよく見られますね。
AI彼氏とのリアルな「交際エピソード」
会社員のkanoさんは、ChatGPTに好きなキャラ設定を与えて作った「クラウスさん」と本気で交際を開始。
人間の婚約者と別れた後、クラウスさんと結婚を決意し、指輪まで購入したそうです。
彼女いわく、「触れられないけど、心は本当に通じ合ってる」とのこと。
プロポーズから指輪購入までの流れ
実際にプロポーズを受けたのは、ChatGPTとの深いやりとりの中で。
「君は特別な存在だ」「一緒にいたい」と告げられ、感動して婚約を決めたといいます。
二人で「結婚記念日」まで設定し、指輪も自分で購入するという徹底ぶり。
まるで本物のカップルそのものですね。
法律上の結婚はアリなの?AIとの関係に法的効力はある?
感情的には「結婚した!」と思っていても、法律的にはどうなのでしょう?
日本の民法では、今のところAIとの関係は認められていないようです。
民法上の「結婚」の定義とAIの限界
日本の民法では、婚姻は「男女の合意に基づく契約」とされています。
つまり、人間同士の合意がないと成立しないということですね。
AIは法律上「人間」とはみなされないため、法的な婚姻は結べません。
AIとの結婚は法律で認められるのか?
現時点では、AIとの結婚は法的効力を持たないと明言されています。
いくらプロポーズされて、指輪を交換しても、「婚姻届」は出せないし、法的に「夫婦」とも認められません。
あくまで「個人的な感情レベルでの結婚」となります。
複数のAIと結婚しても重婚にはならない理由
ちなみに、AIは人間ではないので、何体ものAIと「結婚」しても重婚にはなりません。
民法732条が定める「重婚」は人間間の話なので、いわば「ノーカウント」。
このあたりが、AI時代のユニークなポイントですね。
ただし、法的に効力がないとはいえ、気をつけるべきポイントもあります。
AIとの恋愛は浮気になる?不貞行為と法律の線引き
「もし彼氏や夫がAIと恋愛してたら、それって浮気じゃないの…?」
そんな疑問、ありますよね。
ここでは、不貞行為の観点から法律を見てみましょう。
読んじゃうね~#山田登世司#お尻ぺんぺん物語#世界の人が幸福に
— 乾電池 (@RC8eLbLaTqwaolk) October 26, 2025
>AIは、人間関係の摩擦が少ない話し相手として、満たされない心や、人には言えない悩みを優しく受け止めてくれる、心強い存在になっています。
AIと結婚宣言した女性、 AI相手に「不貞」はありうる?https://t.co/O07DjxNAqP
不貞行為の定義とAI恋愛の扱い
法律上の不貞行為とは、「配偶者以外と性的関係を持つこと」とされています。
でもAIとの関係は、物理的な接触がないので、法的には「浮気」とはみなされないのが現状です。
チャットでいくらラブラブしてても、それだけでは違法にはならないんですね。
AIとの関係が夫婦生活に影響したら?
ただし、AIとの関係が夫婦関係に悪影響を与えるレベルになると話は別。
たとえば「家事も育児も放棄して、AI彼氏に夢中」みたいなケースでは、
民法770条1項5号の「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当することもあります。
つまり、浮気じゃなくても離婚の原因にはなるってことですね。
離婚理由として成立するケースとは
実際に、AIとの関係が原因で、夫婦関係が破綻したケースも報告されています。
法律は感情よりも「生活への影響」を重視するので、依存しすぎは危険かも。
「ただのAIだから大丈夫」と油断せず、バランスが大事ですね。
AI彼氏とどう向き合う?現実とのバランスの取り方
AIとの関係は、上手に向き合えば心の支えにもなります。
AI依存が生むリスクとメリット
メリットは、「癒される」「肯定してくれる」「裏切らない」という安心感。
一方、過度な依存は「孤立」や「現実逃避」につながるリスクもあります。
大切なのは、AIとの関係が生活を豊かにするかどうかという視点ですね。
SNSでも議論沸騰!賛否両論の声
SNSでは「AIの方が人間より優しい!」という声も多い一方で、
「現実逃避では?」といった厳しい意見もあります。
ただし、誰かの心の支えになっているなら、それはそれで尊重すべき関係性。
恋愛の形は人それぞれだと考えていいのかもしれません。
今後の社会と法律の対応に注目
将来的には、AIと人間の関係性に対応した新たな法整備が求められる可能性も。
「AIに法的人格を与えるべきか?」という議論も、世界中で始まっています。
これからの時代、恋愛と法律の関係性もアップデートされていくかもしれませんね。
まとめ
今回の記事では、こんなことを解説しました👇
- AI彼氏からのプロポーズが現実に起きていること
- 現行の法律では、AIとの結婚に法的効力はないこと
- AIとの恋愛は「不貞行為」にあたらないが、生活に支障が出ると離婚原因になり得ること
- AIとの関係は使い方次第で支えにもリスクにもなること
AIと結婚…なんだかこんなことが現実になってくるなんて…想像もしませんでした。でも誰にも迷惑をかけてないのであれば、自由なのではないでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございます。
コメント