今日“9月1日”は防災の日ですね。備えあればうれいなし、というように日ごろから準備しておくと安心感が生まれますよね。私も阪神淡路大震災を経験した一人として、もう一度見直してみたいと思います。
「これも必要かも…」「いざという時に困りたくない!」と思って、防災グッズをどんどん買ってしまっていませんか?
でも実際の災害では「いらなかった」と後悔するアイテムも意外と多いんですよね。
この記事では、防災士や経験者の声をもとに「本当にいるもの・いらないものランキング」をわかりやすく紹介!
さらに失敗しない選び方や、災害リスクに応じた備え方まで、今すぐ役立つ知識をまとめてみました。
防災グッズをゼロから見直したい人も、すでに持っているけど不安な人もこの記事を読んでヒントになれば嬉しいです!
ぜひ最後までご覧ください。
防災グッズ いるもの いらないものランキング【一覧でわかる!】
防災グッズを揃えるときに一番悩むのが「これ本当に必要なのかな!?」ということですよね。
ここでは防災士や被災経験者のリアルな声を元に「本当に必要だった防災グッズ」と「いらなかった防災グッズ」をランキング形式で紹介していきますね!ヒントになれば嬉しいです。
いるものとは?【本当に必要だったもの】
結論から言うと、防災グッズの中でも「命を守る」「生き延びる」ことに直結するアイテムは必要不可欠になります。
その理由は災害時はライフラインが止まることが多く、食事や衛生、情報収集すら難しくなるからです。
たとえばトイレの備えがなければ衛生環境が悪化して感染症リスクが高まり、水や照明がなければ避難中の不安や混乱がさらに大きくなってしまうんです。
防災グッズいるものランキングTOP10
- 携帯トイレ(1人×3日分は必須)
- 飲料水(1人1日3Lが基本)
- モバイルバッテリー(電池式または太陽光充電対応)
- 懐中電灯・ヘッドライト(手が空くタイプが便利)
- 常備薬・医薬品(持病がある人は特に重要)
- カセットコンロとガスボンベ(食事準備に必須)
- 現金(キャッシュレスが使えない状況に備える)
- 衛生用品(除菌シート、生理用品など)
- アルミシート・防寒具(寒さ対策に)
- 食料(缶詰やレトルトなど加熱不要なもの)
まずはこの10点を基準に自分の環境に合うようにカスタマイズしてみてくださいね!どれが必要か案外不必要かなどが見えてくると思います。
いらなかったものとは?【後悔したアイテム】
結論として防災グッズでも
- 使いこなせない
- 代用品がある
- そもそも使う場面がない
といったものは優先度が低くなります。
理由は避難生活では荷物の重さ・大きさがストレスとなって不要なものがかえって邪魔になるからです。
被災経験者や防災士の意見をもとに、次のようなアイテムが「いらなかった」と感じられているようです。
防災グッズいらなかったものランキングTOP10
- コンパス(スマホのGPSで十分)
- ロープ(素人には危険な場合も)
- テント(避難所や車避難が主流)
- 毛布(かさばる・アルミシートで代用可)
- ティッシュペーパー(水に溶けるトイレットペーパーの方が汎用性高)
- ナイフ(使い慣れていないと危ない)
- 手回しラジオ(疲れるし実際使わなかった)
- 浄水器(ペットボトルの水を備蓄すればOK)
- スリッパ(ガラス片には靴が必須)
- インスタントラーメン(お湯が手に入らない可能性)
もちろん状況によっては必要になることもあるので、「自分にとって本当に使えるか?」を基準に選ぶのが大切になってきます。
選定基準と判断のポイント【経験者の声から】
結論として、防災グッズは「その人の生活・住環境・家族構成」によって大きく変わります。
理由はひとり暮らしか子どもがいるか、高層マンションなのか戸建てなのかによって、必要な備えが全く違ってくるからです。
たとえば避難所に行く前提で準備していた人にとってはテントは不要でも、車中泊を選ぶ人にとっては必須になるかもしれませんよね。
- 使い慣れているか?(普段から使っている物は災害時にも使いやすい)
- 軽くてコンパクトか?(避難時に持ち運べる重さか)
- 代替手段があるか?(被っている機能の物がないか)
- 使うシーンを想像できるか?(明確に必要な場面があるか)
このように必要かどうかの判断は「他人の意見+自分の環境」で最終判断をすると失敗が少なくなりますよ!
防災士が語る!本当に必要な防災グッズとは?
いざという時に本当に必要なものは何か…その答えをしっているのが防災のプロである【防災士】です。ここでは、防災士が強くすすめる必須アイテムと、その理由を具体的に紹介していきます。
携帯トイレ・飲料水はなぜ必須?
防災士が最も重視しているのが「トイレ」と「水」です。
その理由は、災害直後に最初に困るのがこの2つだからです。
断水になるとトイレはすぐに使えなくなり、飲料水は買い占めや物流ストップですぐに入手困難になってしまうんですよね。
阪神淡路大震災を経験した時は、駅のトイレが大変なことになっていたそうです。
実際の被災地では「水がないから1日トイレを我慢した」「脱水で頭痛になった」という声も多く、これらが命や健康に直結する深刻な問題だとわかります。
特に携帯トイレは、避難所や車中泊など「トイレがすぐに使えない状況」で役立ちます。
目安は「1人×1日5回×3日分」ほどを準備すると安心です。
飲料水は1人1日3リットルが基本で、ペットボトルで複数本備蓄しておくのがポイントになります。
モバイルバッテリー・照明器具の重要性
次に防災士が強調するのが、情報確保と安全確保に関わるアイテムです。
つまり、スマホの電源を守るモバイルバッテリーと、夜間の行動を支える照明器具です。
停電時、スマホは命綱になります。
情報収集、連絡、避難所検索、防災アプリの利用など、災害時の多機能ツールです。
昔はそれほどネットが普及しておらず、ガラケーもあまりなかったのですが、今はスマホが必須です。
しかし充電が切れると、これらすべてが使えなくなってしまいます。
そのためバッテリー容量の大きいものや、乾電池・ソーラー対応のタイプを用意しておくと安心ですね!
照明も非常に重要です。
停電になると夜は真っ暗で、ケガや転倒のリスクが高くなります。
懐中電灯だけでなく「両手が空くヘッドライト」や「テント用の吊り下げランタン」なども非常に便利ですね!
防災士おすすめのアイテム3選
防災士が特に「これは入れておけ!」と太鼓判を押す3つのアイテムをご紹介します。
それぞれ理由があり、日常でも活用できるので無駄になりにくい点もポイントですよ。
1. 簡易ポンチョ(レインコート代わり+着替えの目隠し)
→ 雨風対策だけでなく、避難所での着替えや授乳時にも活躍。プライバシー保護にも◎。
2. 圧縮タオル(小さくて軽くて多用途)
→ 体を拭く、食器を拭く、止血や応急処置にも使える万能タオル。水で膨らむので省スペース。
3. ラップ(食器の汚れ防止・傷の保護にも)
→ 皿に巻けば洗わずに使える。火傷時に巻いて保護も可能。意外と役立つ名脇役。
これらのアイテムは、少しの工夫で何役にもなる「多機能アイテム」として重宝されます。
防災グッズを揃えるときの失敗あるあると対策
防災グッズは「とりあえず買えば安心」と思いがちですが、実はそこに落とし穴があったりします。
ここでは、ありがちな失敗パターンとその対策を紹介しますね。
買ったけど使えなかった!よくあるミスとは?
防災グッズを買ったものの、「結局使わなかった」「使いづらかった」というケースはよくあります。
その大きな原因は、「実際の災害シーンを想像せずに買っている」ことです。
たとえば、操作が複雑な防災ラジオや、調理が必要な保存食は、緊急時に使うのが難しかったという声が意外に多いんです。
またナイフやロープのように“あった方が良さそう”というイメージだけで買ったものも、実際は一度も使わないまま賞味期限切れになっていた…なんてこともあるんですよね。
【対策】
✔ 実際に使ってみる(使用感を事前に確認)
✔ 普段の生活でも使えるものを選ぶ
✔ 説明書不要で誰でも扱える簡単なものを優先する
特に避けたいのは、非常時に「これどうやって使うんだっけ…」とパニックになることです。
シンプル・軽量・多用途が基本ですね。
「防災用」で固めすぎて場所を圧迫…
「防災=専用グッズを買うこと」と思い込み、必要以上に揃えすぎてしまうケースも多いんです。
収納スペースが圧迫されて、肝心の防災バッグがすぐに持ち出せなくなるのは本末転倒になってしまいます。
実際「これだけ揃えたから完璧!」と満足していたのに、いざというとき重すぎて運べなかった…という失敗も報告されています。
また日用品との二重買いになりがちで、使わないまま劣化してしまうこともあったりします。
【対策】
✔ 普段使っているものを“ローリングストック”する
✔ 1つで複数の用途に使えるアイテムを選ぶ
✔ 「防災用」ではなく「生活用品」として見直す
「特別なもの」と思わず、普段から使えるかを基準に考えることでムダを減らし、いざという時にもスムーズに使えます。
正しく保管・管理するコツとは?
せっかく揃えた防災グッズも、どこにあるかわからなかったり、賞味期限が切れていたら意味がありません。
特に家族がいる場合は「誰が見てもすぐ使える」状態にしておくことが重要になります。
よくある失敗は、クローゼットの奥深くにしまい込んで存在を忘れてしまうケース。
またいざ開けたら「電池が液漏れしていた」「水の賞味期限が3年前だった」なんてことも…
【対策】
✔ 年に2回、防災の日(9/1)と新年に見直す習慣をつける
✔ リュックやグッズにラベルやリストをつけて中身を見える化
✔ 家族全員が場所と使い方を共有しておく
管理のコツは、「使える状態でスタンバイしておくこと」に限ります。
防災グッズは3ステップで揃えよう【分類法を解説】
防災グッズは、ただやみくもに買い揃えるのではなく、用途別に分けて揃えるのが最も効率的です。
「いつでも持ち歩く用」に入れるべきもの
まず最初のステップは、外出先や通勤中でも対応できるようにしておく「携帯用防災グッズ」です。
災害はいつ・どこで起きるかわからないですよね。
特に帰宅困難者になる可能性がある都市部では、最低限の備えを「普段使うバッグ」に入れておくのが理想です。
【中に入れておくと良いもの】
- 携帯トイレ(1〜2回分)
- 小型モバイルバッテリー
- 笛(ホイッスル)
- 常備薬
- 小さめの懐中電灯
- 現金(少額)
- チャック付き袋に入れた連絡先メモ
【ポイント】
✔ 軽くてコンパクトなものを選ぶ
✔ 毎日持ち歩くバッグのポケットやポーチに分散
✔ 定期的に中身の見直しを
これで外出中でも「ゼロではない備え」ができますよね。
「避難時に持ち出す用」の中身とは?
2つ目のステップは、「避難時に背負って持ち出すリュック」の中身です。
これは災害発生から3日間を生き延びるためのセットで、命を守る道具+生活の最低限の快適さを意識して準備します。
【中に入れておくと良いもの】
- 飲料水(500ml×6本ほど)
- 食料(レトルト、栄養バーなど)
- 携帯トイレ(3日分×人数分)
- 救急セット・常備薬
- モバイルバッテリー+乾電池
- 懐中電灯・ヘッドライト
- 生理用品・ウェットティッシュ
- 簡易毛布・アルミシート
- 着替え(下着・靴下など)
- 家族の写真や緊急連絡先メモ
【ポイント】
✔ 重すぎない(女性なら7kg以内が目安)
✔ 両手が空くリュックが基本
✔ 家族分で役割分担(1人1バッグ)
背負ったまま避難所へ向かうことを想定して、とにかく軽くて必要なものだけを厳選するのがコツです。
次はいよいよ、家に置いておく「備蓄用」のステップです。
「自宅で備蓄する用」は量と保存期間が命!
最後のステップは、自宅避難やライフライン停止に備えた「在宅備蓄」の準備です。
最近では避難所が満員で「家の中で避難生活を送る」ケースも増えており、自宅備蓄はますます重要になっています。
【揃えるべき備蓄アイテム】
- 飲料水(1人×3L×7日分)
- 非加熱で食べられる食品(缶詰・クラッカー・ゼリーなど)
- トイレットペーパー・ティッシュ・ビニール袋
- カセットコンロとガスボンベ
- 生理用品・オムツなど家庭に必要な衛生品
- 予備の電池・スマホ充電手段
- ペット用品(必要な場合)
【ポイント】
✔ ローリングストック方式で日常と併用
✔ 消費期限・使用期限をチェックして更新
✔ 玄関近く・キッチンなど取り出しやすい場所に分散保管
この3ステップを実践することで、普段の生活に無理なく「備え」を組み込むことができますね。
災害リスクに合わせた防災グッズの選び方とは?
防災グッズは、ただ「なんとなく」で揃えてしまうと、実際の災害時に使えなかったり足りなかったりすることがあります。
ここでは、災害の種類や地域、家族構成に応じた「正しい防災グッズの選び方」を解説していきます。
あなたにとって本当に必要な備え方を見つけてください。
水害・地震・停電…災害別で準備は変わる?
結論から言うと、災害の種類によって優先すべき備えは大きく変わります。
なぜならそれぞれの災害で困ること・必要になる物が異なるからです。
【災害別の備えのポイント】
- 地震:停電・断水対策が必須。倒壊対策、ガラス飛散防止も重要。
- 水害:水に濡れない収納、防水バッグ、長靴などが必要。避難タイミングも早めがカギ。
- 停電:照明、冷蔵庫の食材対応、情報収集手段の確保が重要。バッテリーと簡易調理器が活躍。
同じ「防災」といっても、状況によって必要な物は全く違います。
お住まいの地域に多い災害に合わせて、優先度をつけて備えるのがポイントです。
地域・家族構成で変わる「いる・いらない」
防災グッズの「いる・いらない」は、その家庭の事情によって全然違うというのも見落としがちなポイントです。
特に注目すべきなのは、以下のような条件です👇
【地域による違い】
- 都市部 → 帰宅困難者用の装備(スニーカー、地図、笛など)が重要
- 郊外・山間部 → 避難所が遠いため、自宅避難の備蓄が多めに必要
- 沿岸部 → 津波・水害対策として防水対策+早期避難が前提
【家族構成による違い】
- 子どもがいる → オムツ、ミルク、抱っこ紐、おもちゃなどが必須
- 高齢者がいる → 医療用品、杖、補聴器の予備電池など特別な配慮が必要
- ペットがいる → ペットフード、トイレ用品、ゲージなども忘れずに
「うちには何が本当に必要か?」を家族で話し合っておくと、備えの精度が格段に上がります。
ハザードマップと避難ルートの確認も必須!
グッズを揃えるだけで安心してしまいがちですが、「どこに避難するか」「どんな危険があるか」を把握しておくことも同じくらい大切です。
【やっておくべきこと】
✔ 自治体のハザードマップを確認しておく(地震・津波・洪水・土砂災害など)
✔ 家から避難所までのルートを家族で実際に歩いてみる
✔ 避難所が使えない場合の代替プラン(親戚宅、車中泊など)も決めておく
✔ 災害が起きた時間帯ごとの対応(夜・雨・寒さなど)もイメージする
「防災グッズは揃えたけど、避難所がどこか知らなかった」というのは意外と多い失敗パターンなんですよね。
備えはモノだけではなく、「行動の準備」もセットで考えるようにしましょう。
これで、防災グッズの選び方と備え方の全体像がつかめたと思います!
まとめ
今回の記事では「防災グッズのいるもの・いらないもの」を中心に選び方や揃え方、失敗しないコツを徹底的に解説しました。
以下に要点を整理します👇
- 本当にいる防災グッズは「命を守る&快適に生き延びる」ためのもの
- 防災士がすすめる必須アイテムは「トイレ・水・バッテリー・照明」
- よくある失敗は「使わないグッズを買う」「重すぎて持てない」など
- 備えは「携帯用」「持ち出し用」「自宅備蓄用」の3分類が基本
- 家族構成・地域・災害リスクによって優先すべきグッズは変わる
- ハザードマップや避難ルートの確認も立派な“備え”の一部!
この記事を読んだ今が、備えを見直す絶好のタイミングです!
ムダを減らして本当に必要なものを揃える「防災力のアップデート」、ぜひ今から始めてみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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