熱中症警戒アラートが発表されたらどう行動すれば?                暑さ指数との違いもわかりやすく解説。

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本日2024年7月18日㈭熱中症警戒アラートが環境省から発表になりました。このブログでは熱中症警戒アラートが発表されたらどう行動すれば良いか、熱中症の予防と症状、発症してしまった時の対処法をお伝えします。また暑さ指数との違いをわかりやすく説明します。ぜひ最後までご覧ください。

目次

熱中症警戒アラートとは?

熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高くなると予想される場合に暑さへの「気付き」を促し、熱中症への警戒を呼び掛ける情報発信です。

具体的には府県予報区等内において、いずれかの暑さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が33(予測値)に達する場合に発表されます。


あると超便利!熱中症対策にも。

暑さ指数とは?

暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)は熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です、この指標は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目しています。

暑さ指数は人体の熱収支に影響の大きい以下の3つの要素を取り入れた指標です。

  1. 気温
  2. 湿度
  3. 日射・輻射熱(日射しを浴びたときに受ける熱や、地面、建物、人体などから出ている熱)

暑さ指数(WBGT)は乾球温度計、湿球温度計、黒球温度計による計測値を使って計算されます。単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。

具体的な算出式は以下の通りです:

屋外での算出式: WBGT=0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度

暑さ指数(WBGT)は、熱中症の危険度を判断する数値として、環境省では平成18年から暑さ指数(WBGT)の情報を提供しています。また、運動時や作業時だけでなく、日常生活での指針としても活用されています。

暑さ指数(WBGT)が28(厳重警戒)を超えると熱中症患者が著しく増加する傾向があります。そのため、高温環境下での作業や運動を行う際には、暑さ指数(WBGT)を確認し、適切な対策を講じることが重要です。具体的な対策としては、こまめな休憩や水分補給、適切な服装などがあります。また、高齢者や子供など、熱中症になりやすい人々に対する注意も必要です。

熱中症特別警戒アラートととは?

【熱中症特別警戒アラート】は、気温が特に著しく高くなることにより、熱中症による人の健康に重大な被害が生じるおそれがある場合に環境省が発表する情報です。

具体的には都道府県内においてすべての暑さ指数(WBGT)が35に達する場合に発表されます。この時点でも熱中症に対するリスクは高く、警戒が必要な状況に変わりないのですが、より深刻な健康被害が発生しうる場合に備え、一段上の情報として「熱中症特別警戒情報」が創設されました。

特別警戒アラートが発表された場合、市町村長が指定した「クーリングシェルター」(指定暑熱避難施設)が開放されます。これらの施設は、適切な冷房設備を有する等の要件を満たす施設で、誰もが利用できる暑さをしのげる施設として指定されています。

また特別警戒アラートが発表された際には、全ての方が自ら涼しい環境で過ごすとともに、高齢者、乳幼児等の熱中症にかかりやすい方が室内等のエアコン等により涼しい環境で過ごせているか確認してください。

クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)を探す方法
  • 自治体のウェブサイトを確認:各市町村や都道府県の公式ウェブサイトでは、クーリングシェルターの一覧や地図が公開されています。
  • ウェブ検索を利用:「自治体名+クーリングシェルター」のキーワードでウェブ検索を行うと、該当するクーリングシェルターの情報を見つけることができます。
  • 環境省のウェブサイトを確認環境省のウェブサイトでも、クーリングシェルターを探すことができます。
にゃん太

まずは涼しい場所に避難ですね!

熱中症警戒アラートと暑さ指数の違いは何ですか?

熱中症警戒アラートと暑さ指数(WBGT)は、熱中症の予防に関連するものですが、それぞれ異なる目的と機能を持っています。

【暑さ指数(WBGT)】は、熱中症を予防するための指標で、気温、湿度、日射・輻射熱(地面や建物、人体などから出ている熱)の3つの要素を取り入れています。この指標は、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目しています。暑さ指数(WBGT)が28(厳重警戒)を超えると熱中症患者が著しく増加する傾向があります。

一方、

つまり、暑さ指数(WBGT)は熱中症の危険度を示す指標であり、熱中症警戒アラートはその暑さ指数(WBGT)が一定の値を超えたときに発表され、人々に警戒を呼びかける情報です。

らと

熱中症警戒アラートは暑さ指数が一定の値を超えた時に発表されるものなんですね!


男女とも日傘が必要な時代ですね。

熱中症アラートが発表された場合どのような行動をとるべきか

  • 外出を控える:急ぐ用事がない限り、外出は控えるようにする。
  • 涼しい環境で過ごす:エアコンやクーラーなどを使って、室内の温度を適切に保つ。
  • こまめに水分・塩分補給:のどが渇く前にこまめに水分をとりましょう。またスポーツドリンクや塩あめなどで水分と併せて塩分も補給しましょう。
  • 家族や身の回りの人同士で、熱中症に気を付ける様に声をかけあう:特に高齢者小さい子供、体調不良の人、肥満の人などは熱中症になりやすいため特に注意が必要です。
  • 身の回りの暑さ指数(WBGT)に応じて、屋外や空調のない室内での運動は原則中止や延期をしましょう。
らと

なるべく外出を控えるのが最適ですね。熱中症に気を付けあうのも大事です。

熱中症対策(予防)とは?

熱中症対策には以下のような行動が効果的

  • 水分・塩分補給:大量に汗をかくと体内の水分や塩分が失われます。そのためこまめに水分を摂ることが大切です。またスポーツドリンクなどで塩分も補給しましょう。
  • 体を冷やす:保冷剤、水、冷たいタオルなどで体を冷やすことが有効です。
  • 適切な服装:通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用することが推奨されます。
  • 涼しい環境で過ごす:エアコンや扇風機で室温を適度に下げたり、風通しを良くすることで、熱中症の危険を避けやすくなります。
  • 日差しを避ける:日傘や帽子の着用、日陰を歩く、こまめな休憩をとるなどの対策が有効です。
  • 適度な運動:気温が上がり始める初夏から、日常的に適度な運動を行い、適切な食事、十分な睡眠をとるようにしましょう。
  • 高齢者や子供への注意:高齢者や子供、持病を持つ人などは熱中症になりやすいため特に注意が必要です。こまめに様子を見て異常があればすぐに対応しましょう。

これらの対策を講じることで、熱中症の予防につながります。

らと

高齢者や子供や病人は特に注意が必要ですね!

熱中症の初期症状とは

熱中症の初期症状は以下の通りになります。

  • 大量の発汗
  • めまい
  • 失神(意識を失う)
  • こむら返り(足がつる)
  • 手足の筋肉痛のような痛み

これらの症状が出現した場合は、すぐに応急処置を行うようにしましょう。具体的な対処法としては、すぐに涼しい場所に移動し、不要な衣類を脱いで体温を下げ、嘔吐がなく意識がある場合は水分と塩分を補給することが推奨されています。これらの症状が出たら、熱中症の可能性があるため、すぐに対策を講じることが重要です。

らと

ちょっとでもおかしいと思ったら早めの行動が必要ですね。

熱中症になってしまった時の対処法とは

  • 涼しい場所へ移動:まずはクーラーが効いた室内や車内に移動しましょう。屋外で近くにそのような場所がない場合には、風通りのよい日かげに移動し安静にしましょう。
  • 体を冷やす:衣服をゆるめて体の熱を放出しましょう。氷枕や保冷剤で両側の首筋やわき、足の付け根などを冷やします。皮ふに水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。
  • 水分・塩分補給:できれば水分と塩分を同時に補給できるスポーツドリンクなどを飲ませましょう。おう吐の症状が出ていたり意識がない場合は、誤って水分が気道に入る危険性があるので、むりやり水分を飲ませるのはやめましょう。
  • 足を高くして寝かせる:これにより血流が心臓に戻りやすくなります。

これらの対処法を行った後も症状が改善しない場合や、意識がない、呼吸が浅い、脈が速い、皮ふが乾いているなどの重篤な症状がある場合は、すぐに救急車を呼び、医療機関での治療を受ける必要があります。

らと

早めに救急車を呼ぶのも大事ですね!娘も部活中に軽い熱中症になり救急車で運ばれた経験があります。


すぐに冷えて子供も大人も嬉しい♪

まとめ

今回は熱中症警戒アラートと暑さ指数、熱中症に関することをお伝えしました。最近は昔の夏に比べて最高気温がだいぶ上がったような気がします。早めの対策で熱中症が軽くおさえられるよう日々気を付けないといけないと思いました。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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