北海道庁が倶知安町の農地転用を許可した理由とは?
北海道庁が、倶知安町の約2.7ヘクタールの農地に外国人労働者向けの住宅街建設を許可したことで、大きな注目を集めています。
狂ってる
— サキガケ (@nihonpatriot) October 15, 2025
【独自】倶知安町に外国人労働者向け住宅街の開発計画 道が農地転用を許可へ https://t.co/ndSGSQrol7
転用された農地の場所と面積はどこ?
住宅が建設されるのは、倶知安町内にある約2.7ヘクタールの農地です。
この農地は、観光客に人気のニセコエリアに近く、外国人観光労働者の移動や通勤に便利な立地とされています。
北海道農業会議と町の対応の変化
倶知安町の農業委員会は当初、農地転用に「反対」の意見書を提出しました。
しかし北海道農業会議が「許可相当」と判断したことを受けて、一転「やむを得ない」と意見変更を行い、最終的に道庁が許可を出しました。
審査基準はどう判断されたのか?
道庁によると、「周辺農地への影響がない」「法的な条件を満たしている」などの審査基準を満たしたとされ、形式的には問題がないと判断されました。
残念ながら、地元の意見は聞き入れずに鈴木知事は農地転用を許可する。
— 田中よしひと (@skibaka) October 15, 2025
原則、申請があれば転用を認める第3種農地ですが「原則」という言葉の意味には、事情を考慮して許可をしないという選択肢があるという意味でもある。
鈴木直道知事には地元の人たちの声は届がなかった。…
外国人労働者1200人住宅計画に4300人が反対署名!
この計画に対して、地元住民からは不安や怒りの声が上がっています。
オンライン署名には4300人以上が参加し、北海道庁に提出されました。
地元住民が懸念する治安悪化の声
多くの住民が「外国人が一気に増えることで治安が悪化するのでは」と不安を訴えています。
特に夜間の騒音や交通マナーへの懸念が強く、町内会では住民説明会の実施を求める声も上がっています。
こんな民意を軽んじる事が許されるのでしょうか?
— 【北海道】乗り物大好きチャンネル (@eutxsl3LKNTxWLf) October 15, 2025
倶知安町のど真ん中に計画された
1200人収容の外国人の季節労働者向けの住宅街。
地元住民や倶知安町が
「治安の悪化が懸念される」とし、
北海道庁に農地転用の反対を訴えてきました。
しかし、最終決裁者の北海道庁は
「転用を許可」するとし、… pic.twitter.com/oDLPBpFAlT
農地喪失の問題と農業関係者の声
「農業の町だった倶知安が観光に飲み込まれてしまうのではないか」と危機感を持つ農家も多いです。
高齢化が進む中で、農地が住宅開発に使われることへの反発が根強くあります。
オンライン署名の広がりと住民の行動
SNSを中心に広がったオンライン署名には、町内外からも多くの声が集まりました。
「署名したのに結局通ったのか」といった落胆の声が目立ち、行政との信頼関係に影響が出始めています。
開発を進める「ニセード・サービシーズ」とは?
この住宅開発を主導するのは、シンガポール資本の「ニセード・サービシーズ」という企業です。
北海道の夏はイベントが満載!短い夏を思いきり満喫してください! – https://t.co/HqN2jNC46X pic.twitter.com/eb7f0xqnr6
— NISADE Japan (@nisadejapan) July 18, 2023
シンガポール資本が関与する理由
ニセコ地域は、近年シンガポールやオーストラリアなどの海外投資家から大きな関心を集めています。
リゾート地としての魅力と、不動産価値の上昇が期待できる点から、外資系企業の進出が相次いでいます。
ニセコエリアの季節労働者需要の背景
スキーシーズンには外国人観光客が激増し、それに伴い接客や清掃などの業務に就く外国人労働者の需要も増加。
こうした背景から「住まいの確保」は急務であり、それが今回の計画の発端とされています。
では、SNS上ではどんな意見が出ているのでしょうか?
SNSで知事判断に批判殺到!世論はどう動いた?
X(旧Twitter)では、今回の判断に対して「理解できない」「住民を無視している」といった批判の声が噴出しています。
狂ってる。鈴木知事のリコールを早くしないともっと色々やってしまうよ。 https://t.co/lDOch75qIN
— Hondo (@Hondo81745576) October 16, 2025
X(旧Twitter)での反応と炎上の内容
「観光ばかり優先して地域の声が無視された」「署名の意味がないのでは」など、ネガティブな投稿が多く見られました。
中には「これは他地域にも波及する前例になる」と懸念する投稿もあります。
「なぜ許可した?」という声が噴出した理由
住民の反対が明確だったにも関わらず、許可が下りたことで「行政は誰を見ているのか?」という疑問が強まりました。
地域と行政の距離感に対する課題が浮き彫りになった形です。
今後どうなる?倶知安町と開発事業者の動き
すでに開発事業者は許可を受けた後、町内会との地域協定を進めながら造成工事に入る方針です。
近隣町内会との地域協定とは?
地域住民とのトラブルを防ぐため、住宅の運用ルールや治安対策などについて地域と協議する予定です。
町内会側からは「事前説明が足りない」との声も出ており、今後の話し合いが焦点になります。
工事のスケジュールと今後の課題
造成工事は早ければ年内にも始まる見込みで、完成は来年冬シーズンを見据えているようです。
ただし地域との合意形成や環境への配慮が不十分だと、さらなる反発を招く可能性もあります。
まとめ
今回の記事では、北海道庁が倶知安町の農地転用を許可した件について深掘りしました。以下にポイントをまとめます。
- 倶知安町の約2.7ヘクタールの農地が、外国人労働者向け住宅街に転用されることが正式に許可された
- 最大1200人が暮らす共同住宅の開発が計画されている
- 地元住民からは治安や農地喪失を懸念する声が上がり、4300人以上が反対署名を提出
- 許可の裏には、北海道農業会議の「やむを得ない」とする判断も影響
- 開発はシンガポール資本「ニセード・サービシーズ」が主導し、ニセコの観光需要が背景に
- X(旧Twitter)では道庁の判断に対して批判の声が相次いでいる
- 今後、町内会との地域協定や造成工事が進められる見込み
4,300人もの反対署名が集まったのにもかかわらず、外国人の共同住宅開発が通るなんておかしいですよね。住民の声をなんだと思っているのでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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