10月に入ってからまだ2週間も経っていませんが、クマ被害がおさまりません。この13日間で起きたクマ被害を抜粋して書いていきたいと思います。
【被害増加】クマに襲われたとみられる犠牲者、今年度9人目かhttps://t.co/G5t8EtRW5F
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 10, 2025
読売新聞の集計では今年度、クマに襲われたとみられる死者は9人で、今月に入ってからは岩手、長野、宮城でキノコ採りの入山者が死亡している。現場近くの住人は「最近のクマは人を見ても逃げなくなった」と話す。 pic.twitter.com/6nJaHdAs59
クマ被害が異常事態!各地の最新事例と命を守る行動とは?
山に入らなくてもクマに遭遇する……そんな時代が現実になっています。
2025年秋、日本各地でクマの出没が相次ぎ、人的被害も続出していますね。
この記事では、10月上旬から中旬にかけて発生したクマ被害のニュースを時系列で整理しつつ、なぜ今年これほどまでにクマ被害が増えているのか、その背景を解説します。
またクマから身を守るための具体的な行動や対策も紹介しています。
- 10月1日〜12日までの主要なクマ被害事例
- クマ被害が激増した理由と専門家の分析
- もしものときに命を守るための行動と対策
この記事を読めばクマの被害を「他人事」にせず、どう身を守るべきかが分かります。
ぜひ最後までご覧ください。
クマ被害が異常事態!10月上旬に相次いだ衝撃のニュース一覧
全国各地でクマによる被害が報道された10月上旬。中でも目立ったのは、住宅街や観光地など「まさかの場所」での出没です。

10月1日〜3日:宮城・新潟・札幌での重大事例
10月1日、新潟では50代の女性がクマに襲われ、傘で撃退するという衝撃的な出来事がありました。
3日には宮城県で70代の女性がキノコ狩り中に襲われ死亡、もう1人は行方不明に。
札幌でも子どもが通う小学校の近くにクマが出没し、学校が休校になりました。
住宅街や日常生活の中での被害が急増し、ただの山の話ではなくなっています。
10月4日〜6日:秋田・白川郷・北海道での観光地襲撃
4日には秋田や北海道、青森で散歩中や山道での被害が相次ぎました。
5日には白川郷で観光中のスペイン人男性がクマに襲われるという異例の事態も。
クマの目撃件数は前年の3倍を超え、世界遺産エリアまでもが安全ではなくなっています。
景観を損なわずにどう安全を守るか、各自治体が難しい判断を迫られているのが現状です。
10月7日:群馬県沼田市のスーパーにクマ侵入、2人がけが
10月7日夜、群馬県沼田市では、なんとスーパーマーケットにクマが侵入。
店内にいた男性客2人が襲われ、両腕をひっかかれるなどのけがを負いました。
クマは体長約1.4メートルの成獣とされ、現在も捕獲されていません。
周辺の住宅でも目撃が相次ぎ、近隣の小学校では通学路の警備が強化されるなど、生活圏への影響が現れています。
商業施設への出没は、買い物中の市民にも大きな衝撃を与えました。
もはやスーパーに買い物行くのですら躊躇したくなるような事態です。
クマ被害が全国に拡大!10月11日〜12日の最新情報
クマの被害は山間部にとどまらず、ついに市街地や住宅地にも拡大していきます。
長岡市で玄関先被害、長野市街地では小学校付近にも出没
10月11日、新潟県長岡市で70代男性が玄関先でクマに襲われ重傷を負いました。
同日、長野市の善光寺周辺でもクマの目撃情報が相次ぎ、翌12日には加茂小学校近くにまで出没。
子どもたちの登下校にも影響が出ており、地域住民からは不安の声が広がっています。
人の生活圏とクマの行動範囲が完全に重なりつつある状況です。
各自治体が発令した警報や強化パトロールの実態
新潟県では「クマ出没特別警報」が発令され、警察や市職員がパトロールを強化。
群馬県沼田市では小学校の通学路に警備員を配置する対応がとられました。
白川郷では猟友会がクマ捕獲用のおりを設置。
これまでになかった規模と緊迫感で、地域全体がクマ対策に取り組んでいます。
なぜクマ被害が急増?2025年の異常事態の背景と原因
今年のクマ被害はただの偶然ではありません。いくつかの環境要因と社会的背景が絡んでいます。
山に餌がない?温暖化や生態系変化の影響
専門家によると、2025年はドングリやクリなどの木の実が不作。
山に食料がないため、クマが人里に下りてくるケースが急増しているそうです。
また、温暖化や生態系の変化で、行動範囲が拡大しているという指摘も。
クマにとっても生き残るための行動である反面、人間にとっては危険と隣り合わせですね。
人とクマの距離が縮まる社会的背景とは
高齢化や過疎化で里山の手入れが行き届かなくなり、クマが近づきやすくなっている現状もあります。
また、コロナ禍以降、自然志向のレジャーが人気となり、登山やキャンプ中の遭遇も増加傾向。
「クマが出るようになった」のではなく、「クマと人が出会う機会が増えた」とも言えるのです。
今できるクマ対策!命を守る行動と最新防衛グッズまとめ
恐れるだけでなく、正しい知識と準備で命を守ることができます。
クマに遭わないための日常対策と行動ルール
・山道や草むらに入る時は、必ず音の出るものを身につける(熊鈴など)
・朝夕の薄暗い時間帯の外出を避ける
・生ごみや果物など、匂いの出るものを屋外に放置しない
これらはとても基本的なことですが、意外と忘れがち。
特に山沿いの地域では、日常的にクマと接点ができてしまう可能性があります。
万が一に備える!効果的なクマ撃退グッズと入手先
・クマ撃退スプレー(カプサイシン系)
・大音量ホイッスル
・超音波発生機やセンサーライト
登山用品店やネット通販で手軽に手に入るアイテムも多いです。
とっさの対応は難しいですが、備えておくだけでも安心感が違います。
まとめ
今回の記事では、2025年10月に発生したクマ被害の実態を、時系列で整理しながらご紹介しました。
以下に要点をまとめます。
- 10月1日〜12日にかけて、全国でクマによる人的被害が多発
- 群馬・新潟・宮城・長野などで住宅地や商業施設への侵入も確認
- 原因は餌不足、温暖化、過疎化などが複合的に影響
- 各自治体は警報・警備強化・捕獲体制などで対応中
- 熊鈴・スプレー・ホイッスルなどの日常的対策が重要
もはや「山の中の話」では済まされないクマ被害。しかもほぼ毎日クマ被害が起きています。
今こそ個人としても地域としても、しっかり備えることが求められていますがなかなか難しいのが現実です。
クマ被害がこれ以上広がらないことを祈ります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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