
吉本興業より引用:(左が西森、右が大林)
「暇を持て余した神々の遊び……」
このセリフを聞いてピンときた人、実はかなりのモンスターエンジン通かもしれません。
一度聞いたら忘れられないインパクトと、中毒性のある展開で話題となった伝説のネタ「神々の遊び」。
本記事では、そのネタの魅力やキャラ設定、SNSでバズった理由、そしてモンスターエンジン本人たちの本音まで、たっぷりと解説していきます。
今さら聞けない「神々の遊び」って何?という人も、もう一度観たくなる!という人も、ぜひ最後まで読んでみてください!
【一覧】「THE SECOND」ファイナリスト8組、トーナメント組み合わせ決定https://t.co/2yEEOqYW2x
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 25, 2025
「THE SECOND~漫才トーナメント~」(5月17日19:00~23:10 生放送)
■第1試合
ツートライブ VS モンスターエンジン
■第2試合
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— モンスターエンジン 大林 (@obayashi0406) May 15, 2025
モンスターエンジンとは?
西森 洋一(にしもり よういち)
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 西森 洋一(にしもり よういち) |
担当 | ボケ(ネタ作りも担当) |
生年月日 | 1979年7月14日 |
出身地 | 大阪府大阪市此花区 |
学歴 | 大阪市立咲くやこの花高等学校 卒業 |
身長/体重 | 170cm/65kg |
趣味・特技 | バイク、DIY、大工仕事 |
以前の活動 | 元「にのうらご」のメンバー |
その他の活動 | エッセイ本『声を出して笑っていただきたい本』著者(2018年) |
特徴 | 一発ギャグ、落ち着いた語り口、突飛な発想のネタ構成 |
大林 健二(おおばやし けんじ)
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 大林 健二(おおばやし けんじ) |
担当 | ツッコミ(演技の表現力が高い) |
生年月日 | 1983年7月6日 |
出身地 | 大阪府大阪市 |
学歴 | 大阪府立今宮高等学校 卒業 |
身長/体重 | 172cm/60kg |
趣味・特技 | カメラ、スニーカー収集、声優風演技 |
以前の活動 | 元「にのうらご」のメンバー |
その他の活動 | 演技力を活かしてナレーションや舞台にも出演経験あり |
特徴 | 顔芸・声色・間の取り方が上手い、リアクション重視型 |
どちらも大阪出身で、以前は「にのうらご」というトリオを組んでいた経歴があります。
解散後、2007年にモンスターエンジンを結成し、独特なネタでブレイクしました。
モンスターエンジンの代表作!神々の遊びネタたち
神々の遊びは、モンスターエンジンがブレイクするきっかけとなった伝説的コントです。
一見すると謎めいたフレーズや奇抜な設定ですが、そこには絶妙なセリフ回しと独特な構成があり、SNSでも多くの人を魅了してきました。
まずは、このネタがどんな内容なのかを整理しながら、登場キャラクターの魅力にも迫っていきます。
深夜に突然思いついて、朝からコスプレ作成
— さんよん (@sanyon034) September 3, 2023
吉本興業からモンスターエンジン(神々の遊び)です。
粗挽き団で初めて神々の遊びを観た時はツボにハマって夜中なのにお笑いしてました🤣#モンハンライズサンブレイク#コスプレモンハンライズサンブレイク#コスプレ#吉本興業#モンスターエンジン pic.twitter.com/RDkJg5IE3h
ネタの基本構成とセリフの魅力
神々の遊びネタは、「暇を持て余した神々が人間をからかう」という設定のもとに展開されます。
このネタが面白い理由は、毎回同じパターンなのに、セリフや演技に中毒性があるところです。
まず、神々の1人であるメンフェンティス(大林健二)が、もう1人の神メンフィス(西森洋一)をからかいながら力を与えたり、罰を与えたりします。
しかし、実はメンフィスは人間になりすましており、最後に「私だ」と正体を明かし、メンフェンティスが「お前だったのか!」と驚く。これが毎回の流れです。
セリフのリズム感や演技の緩急が絶妙で、視聴者の期待を裏切らない「お決まり感」がクセになります。
決めセリフの「暇を持て余した」「神々の」「遊び……」の三段階で間をとる演出は、一度聞くと忘れられない印象を残しますね。
このような繰り返し構成とテンポの良さが、神々の遊びを「何度見ても笑えるネタ」にしています。
次は、このネタの核心とも言えるキャラクター設定を深掘りしていきますよ!
登場人物「メンフィス」と「メンフェンティス」のキャラ解説
「神々の遊び」の魅力は、なんといっても2人の神キャラの絶妙な掛け合いにあります。
まず、**メンフェンティス(大林健二)**は、いかにも高慢で尊大な神様キャラ。
偉そうに命令しながらも、どこか抜けていて、人間相手に無駄に力を振るう様子がシュールで笑えます。
一方、**メンフィス(西森洋一)**は、人間に扮してメンフェンティスをからかう側。
穏やかで無表情なまま受け身を貫きながら、最後に「私だ」と正体を明かすクールな神様です。
このキャラ設定、実は明確な元ネタは公表されていないものの、ネット上では「ギリシャ神話っぽい」「界王神みたい」「RPGのラスボスっぽい」などの声もあります。
見た目は上半身裸に黒スパッツというシュールな出で立ちですが、声の出し方やセリフの間の取り方がまるで声優アニメの悪役風で、そのギャップが笑いを生み出しています。
さらに、演技が過剰であればあるほど、最後の「私だ」「お前だったのか」のくだりが絶妙にハマるんです。
このキャラクター性があったからこそ、ネタがバズり、真似され、ネットミームとして定着したとも言えます。
次は、このネタがどのようにSNSで拡散され、再ブームとなったのかを見ていきます!
神々の遊びがSNSでバズった理由とは?
「神々の遊び」はテレビ放送から数年が経っても、ネット上でたびたび話題になります。
その理由は、セリフやキャラ設定のインパクトだけでなく、SNSとの相性の良さにもありました。
ここでは、このネタがなぜSNSで拡散されたのか、その要因やバズった背景を探っていきます。
ネットで拡散された決めセリフの力
神々の遊びがSNSでバズった最大の理由は、セリフのインパクトにあります。
「暇を持て余した」「神々の」「遊び……」という三段構成のセリフは、テンポと間が絶妙で、一度聞いたら忘れられないフレーズとしてX(旧Twitter)やTikTokでも引用され続けています。
この決めセリフが、日常の「無駄な行動」や「意味のないループ」を表現する際のネタとして汎用性が高いんです。
たとえば、「寝て起きてまた寝る」を投稿しながら「暇を持て余した神々の遊び」とタグ付けされるなど、日常あるある系のネタとの相性が抜群。
また、セリフが短くて覚えやすいため、音声や口パク系の動画にも使いやすく、二次創作にも向いているのも特徴です。
こうした拡散力が、ブームから何年も経った今でも再注目されている大きな理由ですね。
次は、SNSプラットフォーム別の流行の仕方を見ていきましょう!
再ブームを支えたYouTubeとTikTokの影響
神々の遊びが再び注目されるきっかけとなったのは、YouTubeとTikTokでの拡散です。
特にYouTubeでは、過去に放送されたコント動画が「懐かしい!」と再生され、コメント欄でもセリフのやり取りが繰り返される現象が見られました。
YouTube Shortsでは「私だ」「お前だったのか」のやり取りをリズムネタ的に切り抜いた動画が何本も投稿されており、それが若年層にもウケたんですね。
一方、TikTokでは「暇を持て余した神々の遊び」の音源を使った口パク動画やコスプレネタが次々と登場。
キャラのビジュアルがシンプルで真似しやすいため、黒スパッツと白塗りだけでネタが成立するコスプレ動画が多く投稿され、バズを生んでいます。
さらに、意味がわからないけどクセになるという“謎の中毒性”も若者を中心に支持される要因に。
こうしてSNS上での再拡散が起こり、神々の遊びは「知る人ぞ知るネタ」から「ネットミーム」に進化したと言えるでしょう。
次は、このネタを生み出したモンスターエンジン本人たちがどう感じていたのかを見ていきます!
モンスターエンジンが語る神々の遊びの裏話
西森洋一の創作スタイルとネタ誕生秘話
「神々の遊び」のネタを考えたのは、ボケ担当でネタ作成も行っている西森洋一です。
西森は普段から突飛な発想や日常の違和感を拾い上げるのが得意で、代表作「鉄工所あるある」や「ゴッドハンド洋一」なども彼の手によるもの。
このネタも、何気ない空想の中で生まれた「神様が無駄なことをする」という発想から始まったそうです。
名前の「メンフィス」「メンフェンティス」も、特に神話などに基づいた設定ではなく、語感の面白さ重視で付けたとのこと。
また、「神様なのに人間みたいに小さなことで遊んでる」というギャップを笑いに変えるため、演技はあえて過剰に、動きも極端に誇張されています。初披露は『あらびき団』で、当時から収録後にスタッフや芸人の間で「妙にクセになる」と話題になったそうですよ。
次は、モンスターエンジン自身がこのネタのブレイクをどう受け止めていたかを見ていきます。
コンビにとっての「神々の遊び」の位置づけ
「神々の遊び」は、モンスターエンジンの名を世に知らしめた代表的なネタです。
しかし、本人たちにとってこのネタは**“メイン武器”というよりも、あくまでバリエーションの1つ**だったようです。
西森は後年のインタビューで「このネタは1000分の1くらいの頻度でしかやってない」と語っており、大林も「僕らは漫才の方が昔からずっと多いんですよ」とコメント。
つまり、「神々の遊び」は予想外にバズった“たまたまのヒット”という位置づけだったんですね。
一時はこのネタでテレビ出演が増えたものの、「これしかやってない芸人」扱いされることに戸惑いを感じていたとも明かしています。
実際、劇場では「神々の遊び」よりもテンポ重視の本格漫才を中心に披露しており、芸人仲間からも**「モンスターエンジンは漫才が上手い」と評価されていた**そうです。
それでも「一発ネタ」としてここまで認知され、今でもSNSで話題になるのは、芸人として嬉しいことだと語っています。
次は、そんなモンスターエンジンが手がけた「神々の遊び」以外の名作ネタにも触れてみましょう!
神々の遊び以外にもある!モンスターエンジンの名作ネタたち
「神々の遊び」で話題になったモンスターエンジンですが、実はそれ以外にも秀逸なネタがたくさんあります。
賞レースでも評価される確かな実力を持つ彼らのコントは、構成や演技のクオリティが高く、どれもクセになる魅力を秘めています。
ここでは代表的なネタをいくつか紹介しながら、彼らの実力の高さを振り返ってみましょう。
ゴッドハンド洋一やミスターメタリックの魅力
「神々の遊び」だけじゃない!と語る上で外せないのが、「ゴッドハンド洋一」というネタ。
これは、左手が異形になってしまった男子高校生が、日常生活に支障をきたしながらも正義を振りかざすという設定のコントです。
見た目や演技はヒーローもののパロディですが、左手が暴走して牛丼をこぼすなど、日常の小さな不幸が笑いに変わるユニークな作風が話題に。
また、「ミスターメタリック」は、戦隊ヒーローに助っ人として現れる謎のキャラを編集風に紹介するという構成のネタで、動画編集やYouTube文化への鋭い皮肉が詰まっています。
このネタは芸人仲間からの評価も高く、銀シャリやレイザーラモンRGなどが絶賛。コント好きの中では“名作”として語り継がれています。
どちらのネタも、「神々の遊び」とはまた違った切り口で、演出力と構成力の高さを証明する代表作といえるでしょう。
最後に、彼らが積み上げてきた実績や賞レースでの活躍についても触れておきます。
評価されたネタと賞レースの実績
モンスターエンジンは、一発屋のように見られがちですが、実は賞レースでも安定した実力を発揮してきたコンビです。
2008年と2009年の『M-1グランプリ』では決勝に進出し、**「変幻自在の高性能漫才」や「ネタの精密機械」**というキャッチコピーで注目を集めました。
さらに『キングオブコント2009』では決勝5位、『キングオブコント2011』では3位という好成績を残しています。
特にコントでは、**緻密な構成とシュールな設定を武器に“芸人ウケするコンビ”**として知られ、多くの芸人が「嫉妬するくらい面白い」と評価してきました。
近年では『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』にも出場し、2025年にはグランプリファイナルに進出。ベテランとしての実力を改めて証明しています。
「神々の遊び」だけでなく、本格的な漫才とコントの両方を武器にする芸人として、再び注目が集まるのも納得ですね。
よくある質問:モンスターエンジンと神々の遊びについて
Q: モンスターエンジンというコンビ名の由来は?
A: コンビ名「モンスターエンジン」は、スーパーマラドーナの武智さんが命名しました。特別な意味はなく、語感とインパクトを重視したネーミングとのことです。
Q: 「神々の遊び」はどこで初披露されたの?
A: 初めて披露されたのは、2008年に放送されたTBS系のバラエティ番組『あらびき団』です。収録後すぐに話題となり、口コミやネットを通じて人気が広がりました。
Q: メンフィスとメンフェンティスはどういうキャラ?
A: メンフィス(西森)は冷静で正体を隠している神、メンフェンティス(大林)は偉そうだが少し抜けた神。2人の緩急ある掛け合いと「私だ」「お前だったのか」のオチが人気の秘密です。
Q: SNSでバズったきっかけは?
A: 決めセリフ「暇を持て余した神々の遊び」が短くて使いやすく、TikTokやTwitterでネタ音源として流行。日常の出来事を神々の遊びになぞらえた投稿が拡散されました。
Q: モンスターエンジンのこれまでの経歴は?
A: 以下の表にまとめました👇
年度 | 出来事 |
---|---|
2007年 | トリオ「にのうらご」解散後、西森洋一と大林健二で「モンスターエンジン」結成 |
2008年 | 『あらびき団』で「神々の遊び」を披露し、一躍話題に |
2008年 | 『M-1グランプリ』決勝初進出(7位) |
2009年 | 『M-1グランプリ』再び決勝進出(7位) |
2009年 | 『キングオブコント』決勝進出(5位) |
2010年 | フジテレビ『ピカルの定理』レギュラー出演開始 |
2011年 | 『キングオブコント』決勝3位 |
2018年 | 西森洋一がエッセイ集『声を出して笑っていただきたい本』を出版 |
2023年〜 | 『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』に出場 |
2025年 | 『THE SECOND』グランプリファイナル進出 |
まとめ
今回の記事では、モンスターエンジンの伝説的ネタ「神々の遊び」について詳しく紹介しました。以下に要点をまとめます。
- 「神々の遊び」は2008年の『あらびき団』で披露されて話題に
- 決めセリフ「暇を持て余した神々の遊び」がSNSで拡散され再ブーム
- 登場キャラ「メンフィス」と「メンフェンティス」のギャップが魅力
- ネタの構成は繰り返し型で中毒性が高い
- 本人たちは「このネタだけが独り歩きしている」と感じていた
- それでもコントや漫才の実力は賞レースでも証明済み
- 「ゴッドハンド洋一」「ミスターメタリック」など他の名作ネタも必見
神々の遊びは、ただの一発ネタではなく、構成や演技、セリフ回しなど細部まで計算された完成度の高いコントです。
この記事を読んだことで、「神々の遊び」をもっと楽しめるようになっていたら嬉しいです。
気になった人は、ぜひYouTubeなどで実際のネタを観てみてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございます。
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