【速報】日本で初確認「エムポックス クレードIB」感染とは?重症型ウイルスの正体に迫る!

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2025年9月、神戸市で「エムポックス クレードIB」の感染者が日本で初めて確認されました。より重症化しやすいタイプとされ、アフリカでは深刻な流行が報告されていますが、国内では適切な医療体制が整備されています。本記事では、エムポックスの概要からクレードIBの特徴、感染経路や予防法までをやさしく解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

エムポックスとは?まずは基本を押さえよう

エムポックスは「ポックスウイルス科」に属するウイルスによる感染症で、1970年に初めてアフリカで人への感染が報告されました。

感染経路は、感染者や動物の体液・発疹との接触が中心で、性的接触を通じて感染することも多いとされています。潜伏期間は1〜2週間で、発熱・頭痛・筋肉痛の後に発疹が出るのが特徴です。

以前は「サル痘」と呼ばれていましたが、2023年に「エムポックス」に名称変更されています。

今回問題となっている「クレードIB」とは?

エムポックスウイルスには、いくつかのタイプ(系統)があり、大きく「クレード1」と「クレード2」に分けられます。

  • クレード2b:2022年に欧米を中心に流行。比較的軽症。
  • クレード1b(IB):アフリカ中部で2023年以降に流行。重症化しやすい。

今回、日本で初確認されたのがこの「クレードIB」で、過去にはコンゴ民主共和国などで4万人以上が感染、100人以上が亡くなっています。

ただし、アフリカ以外の地域では致死率は1%以下とされており、日本国内ではワクチンや治療薬の体制も整っているため、過度に不安になる必要はありません。

感染者は神戸の20代女性 国内初の症例

2025年9月12日、神戸市内の医療機関を受診した20代女性に、エムポックス「クレードIB」の感染が確認されました。

女性はアフリカに渡航歴があり、発熱と発疹の症状を訴えて受診。PCR検査でクレードIBと判明しました。現在は容体も安定しており、感染拡大のリスクも低いとされています。

市や厚労省は「アフリカ滞在中に感染したと推定され、国内での感染拡大は確認されていない」と発表しています。

症状と治療法:正しい知識で落ち着いて行動を

エムポックスの主な症状は以下の通りです。

  • 発熱、頭痛、リンパ節の腫れ
  • 発疹(水ぶくれ・かさぶた)→ 顔や手足、性器周辺にも出現
  • 発疹は2~4週間で自然に治癒することが多い

現在、日本では抗ウイルス薬「テコビリマット」が承認されており、治療体制も整備されています。また、天然痘ワクチンがエムポックスにも有効とされ、感染後4日以内の接種で予防、2週間以内で重症化の予防効果があると報告されています。

私たちができる対策とは?

厚生労働省は、「基本的な感染対策を行い、冷静に対応を」と呼びかけています。

感染対策のポイント:

  • 発熱・発疹がある場合は早めに医療機関へ相談
  • 患者との接触や使用済みのリネン(シーツやタオル)には注意
  • 偏見や差別をしない。正しい知識を持つ

また、2023年の流行を経て、エムポックスは家庭内での接触や異性間の接触でも感染するケースがあることがわかってきました。性的接触だけがリスクではないため、油断は禁物です。


まとめ

今回、エムポックスの「クレードIB」が日本で初めて確認されたことは、私たちにとって大きな警鐘です。しかし、ワクチンや治療薬もあり、早期対応が可能です。

必要以上に怖がるのではなく、「知ることで守る」という意識を持つことが大切。

もし体調に異変を感じたら、無理をせず、すぐに医療機関へ相談しましょう。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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