『七宝焼き』とは?種類とアクセサリーの作り方!     七宝焼きの歴史について。【動画あり】

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今日は七宝焼きについて書いてみたいと思います。


可愛い猫ちゃんのブローチです。

目次

七宝(しっぽう)焼きとは

七宝焼きとは、美しいガラス質の釉薬(ゆうやく)を金属の下地に高温で焼き付けて装飾する日本の伝統工芸です。その魅力的な発色と風合いは、アクセサリーにもよく使用されています。七宝焼きの名前は仏典に由来しており、金・銀・瑪瑙・しゃこ・瑠璃・玻璃・珊瑚の7つの宝のように美しい焼き物であることから名付けられました。

七宝焼きの種類

七宝焼きにはいくつかの技法があります。主な種類を以下に紹介しますね。

  1. 有線七宝:
    • 銀や胴などの金属線を使って模様を描く技法です。
    • 職人の手作業で釉薬を塗布し、色の濃度で個体差が出ます。
  2. 無線七宝:
    • 表面に金属線を使わない技法です。
    • 途中までは有線七宝と同じ制作方法で、高温で焼成前に金属線を抜きます。これにより境界線がぼやけ、グラデーションを作り上げます。
  3. 象嵌七宝:
    • 素地に文様のくぼみをつくり、釉薬を焼き付ける技法です。
    • ヨーロッパなどで多く見られます。
  4. 省胎七宝:
    • 最終工程で金属の土台を溶かして取り除く技法です。
    • 金属部分がないため、観賞用の芸術品として用いられます。

七宝焼きの歴史

七宝焼きは金や銀、銅、鉄などの金属を素地とし、釉薬(ゆうやく)を塗って750~950℃で焼成して作る工芸品です。

その歴史は古代エジプトにまでさかのぼり、紀元前から存在していました。シルクロードを通って中国に伝わり日本には西暦750年頃に技法が伝えられました。七宝焼きは美しい模様と煌びやかな風合いが特徴で、アクセサリーや壺など幅広い作品が制作されています。

らと

歴史が古いんですね!世界にもあるなんて知らなかったです。


天然石(翡翠)が付いた可愛らしいピアスです。

七宝焼きのアクセサリーを作るための基本的な手順とは

  1. 下地の準備:
    • 金属の下地を選びます。銅や真鍮が一般的です。
    • 下地を磨いてきれいにします。
  2. 釉薬の準備:
    • 七宝焼き釉薬を選びます。色や質感によって異なります。
    • 釉薬を均一に塗布するための筆を用意します。
  3. 七宝焼きの装飾:
    • 下地に釉薬を塗布します。有線七宝や無線七宝などの技法を選択します。
    • 細い金属線を使って模様を描いたり、ガラス粒子を配置したりします。
  4. 焼成:
    • 作品を窯に入れて高温で焼成します。焼成温度は釉薬の種類により異なります。
    • 焼成後、冷まして完成です。

注意点:

  • 七宝焼きは専門的な技術を要するため、初心者はワークショップや専門家の指導を受けることをおすすめします。
  • 安全に作業するために、適切な保護具(手袋、ゴーグルなど)を着用してください。

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