米国がワクチンから水銀を完全除去!チメロサールと自閉症の関係は?

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2025年11月、アメリカがすべてのワクチンから水銀ベースの保存料「チメロサール」を完全に除去したと発表し、話題となっています。

今回の発表を行ったのはロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉長官で、世界中の保健当局にも同様の対応を求めました。

でもそもそも、なぜワクチンに水銀が使われていたのでしょう?
そして、危険視されてきたチメロサールと自閉症の関係とは本当にあるの?

この記事では、

  • アメリカが水銀を除去した背景と理由
  • チメロサールと自閉症の関係性
  • 世界保健機関(WHO)や日本の今後の動き
  • ワクチンを選ぶ際に気をつけるべきポイント

について、わかりやすく解説していきます!

ぜひ最後までご覧ください。

目次

米国がワクチンから水銀を完全除去!その背景とは?

アメリカでは2025年、ついにすべてのワクチンから水銀が完全除去されました。

1999年から子ども向けワクチンでは除去が進んでいましたが、今回の決定でインフルエンザワクチンも対象に加わり、全カテゴリで「チメロサールフリー」が実現したことになります。

ケネディ長官は「すべての子どもを水銀という神経毒から守るべき」と発言し、世界に行動を促しています。

チメロサールとは?ワクチンに使われた理由

チメロサールはエチル水銀を含む防腐剤で、主に複数回使用するバイアル型ワクチンの保存に使われてきました。

殺菌効果があり、ワクチンの品質保持に役立つため、長年使われていたのです。

しかし水銀=神経毒というイメージが強く、「子どもへの影響があるのでは?」と長年議論されてきました。

なぜ今になって完全除去が発表されたの?

2025年7月、米国内のインフルエンザワクチンもチメロサールなしの新製剤に置き換わったことが大きな転機でした。

これにより「全カテゴリで水銀ゼロ」が達成され、正式発表に至ったのです。

背景には、国際的な水銀使用削減の流れや、ワクチン安全性への関心の高まりがあります。

この発表をもって、アメリカは世界で最も“水銀レス”なワクチン体制を整えた国のひとつとなりました。

インフルエンザワクチンからも水銀が消えた意味

インフルエンザワクチンは、大量生産・大量接種が必要なため、長らくバイアル型(複数人分)で提供されてきました。

これにより、保存のためのチメロサール使用が避けられなかったのです。

今回の完全除去で「妊婦・子ども」への影響懸念も払拭される方向に進みつつあります。

チメロサールと自閉症の関係は?科学的根拠を解説!

結論から言うと、「チメロサールと自閉症に因果関係はない」というのが、現時点での世界的な科学的見解です。

自閉症との関連はあるの?過去の主張と否定された理由

2000年代初頭、一部の研究者やメディアが「チメロサールが自閉症の原因になる」と主張しました。

しかしその後、複数の大規模調査でこの関係性は否定されることになります。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)やWHOも「関連性は認められない」としています。

現在では、そうした主張を裏付ける信頼性の高い研究は見つかっていません。

科学的な研究結果から見たリスクの有無

近年のメタアナリシス(研究の総合分析)でも、「チメロサールと自閉症に統計的な相関はない」と明確に報告されています。

たとえワクチンに含まれる水銀が微量であっても、安全性に問題はないというのが世界の共通認識です。

メチル水銀とエチル水銀の違いとは?

水俣病などで有名なメチル水銀と、チメロサールのエチル水銀は別の物質です。

エチル水銀は体内に長く残らず、毒性も低いとされており、同じ“水銀”といっても性質が全く違うのです。

ケネディ長官の宣言と国際社会への影響は?

国連水銀条約とは?ワクチン除外規定の意味

ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が批判したのは、**「国連水銀条約でワクチンに水銀使用を例外扱いしている点」**です。

この条約では工業用途などの水銀削減は推進されていますが、医療分野のワクチンには除外規定が設けられていました。

世界保健機関(WHO)や他国の反応

現時点でWHOは、「チメロサールの安全性は科学的に証明されており、使用の必要性がある」との立場です。

しかし、アメリカの動きに影響され、今後他国でも「チメロサールフリー」の選択肢が広がる可能性は十分にあります。

日本のワクチン政策に変化はある?

日本では現在も一部のワクチンでチメロサールが使用されています。

ただし、医療機関によってはチメロサールフリーのワクチンも選べるようになっており、今後の政策変更が注目されます。

チメロサールフリーワクチンは今後どうなる?

チメロサールの代替手段と課題

チメロサールを使わない場合、ワクチンの製造コストや保存条件に影響が出ることがあります。

特に、開封後の保存が難しくなるため、単回接種用のシリンジ型への移行が求められます。

保存料がなくても安全なワクチンとは?

最近では、製造段階から無菌状態を徹底することで、防腐剤を使用せずに安全なワクチンを作る技術が進んでいます。

これにより、チメロサールなしでも品質を保つ製品が増えています。

接種前にできる確認ポイントまとめ

ワクチン接種を受ける際、以下の点を確認しておくと安心です:

  • 接種するワクチンにチメロサールが含まれているか
  • チメロサールフリー製剤の選択ができるか
  • 医師に不安を事前に伝えておく

まとめ

今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。

  • アメリカは2025年、すべてのワクチンからチメロサール(水銀)を完全除去
  • チメロサールと自閉症の関係は、科学的には否定されている
  • WHOや日本では現在も使用例あり
  • チメロサールフリーワクチンの需要が世界的に拡大中

チメロサール=危険というわけではありませんが、安心を求める声が高まるなかで「無添加」が一つの選択肢になってきています。

ワクチン接種前に、どんな成分が入っているのかを知り、納得して選ぶことがこれからはますます大切になりますね。

私は今回の記事を書いていて、ワクチンに水銀が添加されていたのを知りました。自分の知識不足にはあきれますが、これをきっかけに考えていこうと思います。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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